パート先で「社会保険」に入りたくないので、2ヶ所で「週15時間」ずつ働きます。手取りが減らず得だと思うのですが、なにか「デメリット」はあるでしょうか?
パート勤務でも労働時間が一定以上の場合は、社会保険に加入して社会保険料を支払う義務があります。   一方、短時間ずつのダブルワークをすれば、収入はそのままで社会保険料は差し引かれません。しかしダブルワークにはデメリットもあるのです。本記事では、ダブルワークをしたときの社会保険料などについて紹介します。

▼扶養内で働いてるけど、労働時間が「週20時間」を越えてしまった!「社会保険」に加入する必要はある?

「社会保険に入りたくない!」

雇用保険や健康保険、厚生年金保険に加入すると、給与から保険料を差し引かれます。
 
「失業したときや病気になったときに給付金が出る」「老齢年金の増額につながる」などのメリットを承知していても、「そんな未来のことより、今の現金のほうが大事だ」という人は多いでしょう。
 

確かに高い社会保険料

確かに、社会保険料は安くはありません。雇用保険の被保険者負担分は給与の0.6%、健康保険料(東京都)は4.99%、厚生年金保険料は9.15%と、合計15%近くが給与から差し引かれます。
 
給与が20万円の場合、3万円近くの社会保険料を納める必要があるため、社会保険料が高いという意見はもっともでしょう。
 

社会保険に入らないためには

雇用保険や健康保険、厚生年金保険といった社会保険は、労働時間が一定範囲を超えると加入義務が出てきます。そのため、どうしても社会保険に入りたくなかったら、短時間のみ働けばよいことになります。
 
それでは収入面が心許ない場合は、ダブルワークをするという方法があります。社会保険は1つの勤務先の労働時間が基準を超えるかどうかで加入が決まるため、社会保険の適用対象とならない程度の短時間勤務を複数すればよいのです。
 

ダブルワークのデメリット

しかし、ダブルワークにはデメリットもあります。
 

収入によっては国民健康保険に加入