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空き家を放置すると固定資産税が高くなるのか?
固定資産税とは土地や家屋などの固定資産を所有する人が支払う税金で、空き家になってしまった実家を放置すると固定資産税が高くなる可能性があるのです。
居住用の家が建っている土地(住宅用地)の税負担を軽くするために設けられているのが、「住宅用地の特例制度」です。国土交通省によると、この特例により、面積200平方メートル以下の部分(小規模住宅用地)では固定資産税が6分の1に、面積200平方メートルを超える部分(一般住宅用地)では3分の1に減額されます。
しかし、管理が行き届いていない空き家が放置されることへの対応として、「特定空家」と判断された場合には住宅用地特例の対象外となり、一般的な住宅よりも固定資産税が高くなる可能性があるというわけです。同じく国土交通省によると、「特定空家」とは次のいずれかの状態にあると認められる空き家をいいます。
・そのまま放置すると倒壊のおそれがあるなど、著しく保安上危険になる可能性がある
・そのまま放置することで著しく衛生上有害になる可能性がある
・適切な管理がされていないことによって著しく景観を損なっている
・放置することが周辺の生活環境の保全のために不適切である