3万円で買ったコートがすぐ「毛玉」だらけに! やっぱり高いコートに「投資」すべきなの? 近年の相場もあわせて解説
寒い季節に欠かせないコートですが、購入したばかりなのに1シーズンもたずに毛玉だらけになってしまったという経験はありませんか?   本事例のように3万円という決して安い買い物でなければ、すぐに劣化してしまうと残念に思いますよね。   このような経験から、「やはり高価なコートを買うべきなのか?」と迷う人もいるのではないでしょうか。今回は、コートの価格帯や素材の違い、さらに高級なコートを購入するメリットについて解説します。

▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?

コートの価格帯と近年の相場

コートの価格帯はブランドや素材によって幅広く、1万円程度から10万円以上するものまでさまざまです。総務省統計局の2024年11月の小売物価統計調査によると、主要品目の都市別小売価格の平均は、男子用コートが3万780円、婦人用コートが4万995円でした。
 
具体的なブランドの例では、ユニクロのウールカシミヤチェスターコートが約1万8000円(2025年1月8日時点)、セレクトショップや百貨店ブランドでは5万円前後、さらにラグジュアリーブランドでは10万円以上する商品もあります。
 
一般的に、価格が高いほど品質や耐久性が良いとされていますが、必ずしも価格だけが品質を保証するわけではありません。どの価格帯を選ぶべきかは、コートの使用頻度や求める耐久性、そして見た目の好みなどによって変わります。
 

毛玉ができやすいコートの素材とは?

毛玉の発生は主に素材の特性によります。以下に、毛玉ができやすい素材とその特徴をまとめました。
 
・ポリエステルやナイロン(化学繊維)
 
化学繊維は強度が高く、価格も比較的安いですが、繊維が絡まりやすく、摩擦が加わると毛玉が発生しやすくなります。
 
・ウール(天然繊維)
 
ウールは暖かさと見た目の高級感が特徴ですが、毛が柔らかく、表面が擦れると毛玉ができることがあります。ただし、質の高いウール(スーパーウールなど)は毛玉ができにくい場合もあります。
 
3万円程度のコートは、ポリエステルやウール混紡が主流で、手頃な価格を実現しています。しかし、その分これらの素材は摩擦に弱く、毛玉ができやすい傾向にあり、メンテナンスに注意が必要です。
 

高いコートを選ぶメリットとは