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四駆とは?
四駆(4WD)は「Four Wheel Drive」の略称で、メーカーによってはAWD(All Wheel Drive)とも表現されます。四駆には、車両の前後4つのタイヤすべてに駆動力が伝わる仕組みが備わっています。
一般的な2WD(2輪駆動)は前輪または後輪の2輪だけが駆動しますが、4WDはすべてのタイヤが駆動するため、未舗装路や雪道、ぬかるみなどの悪路でも高い走行性能を発揮できるのが特徴だとされています。
四駆の維持費が高い理由
四駆(4WD)は悪路や雪道でも高い走行性能を発揮する一方で、構造や特性から維持費が高くなるといわれています。燃費性能、税金、車検費用、保険料などのコスト面で、2WDよりも負担が増えるケースが多い傾向です。ここでは、四駆の維持費が高くなる主な理由を紹介します。
燃費性能がよくない
四駆の車両は2WDに比べて車体が重く、燃費性能が劣る傾向があります。また、4つのタイヤすべてを駆動させるため、路面との摩擦が増し、燃料消費量が多くなることも特徴です。
モデルによっては、2WDよりも1~4km/ℓほど燃費が悪くなることもあるようです。燃料費の負担は、特に長距離を頻繁に走行するドライバーにとって重要なポイントとなるでしょう。
エコカー減税の優遇割合が少ない
四駆の車両は、燃料基準を達成する割合が2WDよりも低い場合が多く、エコカー減税の恩恵を受けにくいことがデメリットです。
エコカー減税とは、新車購入時の自動車取得税や翌年度の自動車税、重量税が優遇される制度ですが、基準をどれだけクリアしているかで優遇率が決まるとされています。四駆ではトータルで数十万円の差が生じることもあり、新車購入時の負担が増える原因になる可能性があります。