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地方公務員と国家公務員の違い
まずは、地方公務員と国家公務員の違いを解説します。
地方公務員とは
地方公務員は、都道府県庁や市役所・区役所、町役場などの地方公共団体に勤務している人で、特別職と一般職に分かれます。
「特別職」は都道府県知事や副知事、市区町村長や副市区町村長、地区公営事業の理事長や理事などを指し、それ以外はすべて一般職です。
地方公務員の具体的な勤務先には、以下のようなものがあります。
・都道府県庁
・役所や役場
・警察署
・消防署
・公立の学校
など
地方公務員の仕事は、地域の生活を支えるために欠かせません。
国家公務員とは
国家公務員は、国の行政機関や特定独立行政法人などの国家機関に勤務する人です。国の機関は、立法・司法・行政の3つに分けられ、国家公務員もそれぞれの機関ごとに異なる仕事をします。
国会は立法を担当し、議院運営などをサポートする事務局職員や法制局職員、国立国会図書館員といった職業があります。
裁判所は司法を担当し、裁判官以外で勤務している公務員は、各裁判所における裁判運営をサポートする裁判所事務官や裁判所書記官、家庭裁判所において調査を担当する家庭裁判所調査官などです。
なお、「立法」と「司法」以外の統治作用を行政と呼び、勤務先の一部には以下のものがあります。