母の遺品整理中に「聖徳太子の1万円札」が出てきました。現在は「1万円以上」の価値はあるのでしょうか? 少額であれば申告せずもらって大丈夫ですよね?
遺品整理は骨が折れる作業ですが、遺品整理をしている中で昔のお札が出てくることもあるかもしれません。   聖徳太子の1万円札は現在見かけることの少ない紙幣ですが、その価値はどの程度なのでしょうか? また、少額だからといってもらっても大丈夫なのでしょうか?   本記事では、聖徳太子の1万円札の価値と、遺品整理で見つけた際の注意点を解説します。

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聖徳太子の1万円とは? その価値は?

今まで日本の紙幣には数多くの人物が登場していますが、中でも聖徳太子は日本のお札に最も多く登場した人物です。
 
聖徳太子は1930年に発行が始まった「乙百円券」に初めて採用されて以来、戦前2回、戦後5回の計7回もお札に登場しています。聖徳太子はいずれも発行当時の最高額券に採用されているため、「聖徳太子=高額のお札」というイメージの人も多いのではないでしょうか。
 
そんな聖徳太子の1万円札ですが、現在の価値はどれくらいなのでしょうか? 結論としては、基本的には額面通りの価値しかありません。銀行に持ち込めば、通常の現行紙幣と交換できます。
 

高値で取引される可能性がある聖徳太子の1万円札もある

聖徳太子のお札に限りませんが、一部の紙幣は収集家の間で高値で取引されることがあります。
 
例えば、お札の記番号が「100000」「500000」といったキリが良い「キリ番」や、「123456」などの「階段」、「666666」のようなぞろ目、「600006」のような「サンドイッチ」といった特徴がある場合、希少価値が高いとされ、高値がつく可能性もあります。
 
ほかにも、印刷ミスや印刷ずれも高値がつくことがあるようです。
 

相続財産としての扱いに注意