「余ったエンジンオイル」を保管して再利用しても問題ない? 車のエンジンオイル交換における注意点を解説
車のエンジンオイルを交換する際に、一度で使いきれず、余らせてしまった経験がある方もいるかもしれません。そのまま捨てるのはもったいないため、余ったオイルを保管して、次の交換の際に再利用したことがある方もいるでしょう。   そもそも、余ったエンジンオイルは、再利用できるのでしょうか? 今回は、表題への答えと、余った場合の保管方法や、再利用の際に確認すべきことを解説します。エンジンオイル交換の際に、毎回余らせて困っている方は、ぜひ参考にしてください。

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余ったエンジンオイルは、保管後に再利用しても問題ないとされている

市販されているエンジンオイルは第四石油類に分類されるため、指定数量(6000リットル)以上でなければ、自宅保管のうえ再利用も可能です。つまり、一般家庭で少量のエンジンオイルを保管する分には、規制対象外のため問題ないといえるでしょう。
 
一方、エンジンオイルを余らせずに使いきることで、保管スペースを確保する必要もなく、オイル劣化のリスクも減らせる可能性があります。より効率的にエンジンオイルを購入したい場合は、量を自由に選べる「量り売り」の利用がおすすめです。
 

エンジンオイルを再利用する際の注意点

余ったエンジンオイルは、自宅でも保管できることが分かりました。ただし、適切に保管しなければエンジンの故障や、寿命の短縮につながるおそれがあります。
 
エンジンオイルの適切な保管方法や、再利用の際に確認すべき点をご紹介します。
 

余ったエンジンオイルの保管方法

余ったエンジンオイルは別容器に移し替え、できるだけ空気が入らないようにしましょう。容器に空気が入り込むと、酸素と水分がオイルの劣化を促進させるといわれています。
 
オイルを保管する際には、なるべく小さい容器に移し替えて、空気に触れる部分を少なくしましょう。小さい容器に移し替えたあとは、さらにジップロックなどに入れることが望ましいようです。また、寒暖差の激しい場所や直接日光が当たる場所、湿度が高い場所を避け、冷暗所で保管することをおすすめします。
 

エンジンオイルを再利用する際に確認するべきこと