高速道路の全ての料金所は、将来的に「ETC専用」になる?今後の動向をチェック
高速道路を使用する機会が少ない人の中には、車にETC車載器を装着しておらず、現金払いで通過する人がいるかもしれません。そのような中で現金払いの料金所が減っているように感じ、将来的にETC専用の料金所だけになってしまうのではないかと考える人もいるでしょう。   今回は高速道路の料金所が、将来的にすべてETCになる予定はあるのかをご紹介します。ETCの利用率がどのように推移しているのか、利用するメリットにはどのようなものがあるのかもまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

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将来的に料金所がすべてETC専用になる予定はある?

高速道路の料金所には「一般」「ETC専用」「一般/ETC」の3つが設けられているケースがあるでしょう。このうち、一般(ETCを利用しない車用)を含む料金所は、将来的になくなってしまう可能性があると考えられています。
 
首都高速道路では、令和7年度中までに約9割の料金所をETC専用にする計画が打ち出されているようです。もしETC専用の料金所だけになってしまえば、現金払いでの通過はできなくなる可能性が高いでしょう。
 
NEXCO西日本(西日本高速道路株式会社)でも、令和5年4月に11料金所がETC専用料金所に変更されています。該当する料金所はETC車載器を装着していないと通過できません。このことから、今後はETC車載器の装着が必須になる可能性が高いとも考えられるでしょう。
 

ETCの利用率はどのように推移している?

ETCの利用率は、年々増加傾向にあるようです。令和6年10月の段階では、高速道路を利用する車の95%がETCを利用しているとのデータも出ています。
 
エリア別で見てみると、首都高の利用率が98.4%と高い割合を示しています。最も割合の低いNEXCO西日本でも93.6%と、平均の数値から大きく離れてはいません。
 
車種別の利用率では、中型車以上のETC利用率が98.3%となっています。首都高に至っては99.4%と100%に近い割合となっていることも、注目すべき点でしょう。
 

ETCを利用するメリット