住宅ローン審査に響く?「携帯端末分割払い」のリスクとは
携帯電話を購入する際に、気軽に利用できる「分割払い」。ある調査では、7割近くの人が分割払いを利用しているとの結果も出ています。   しかし、携帯端末の分割払いが、住宅ローンの審査に影響する可能性があることを、知らない人も多いのではないでしょうか。   今回は、携帯端末の分割払いが原因で住宅ローンの審査に落ちる理由や、影響する借り入れについて解説します。

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携帯端末分割払いが原因で、住宅ローン審査に通らない可能性がある

住宅ローン審査の内容は金融機関によって異なりますが、基準は明らかにされていません。しかし住宅ローンのように、高額で長期間返済する借り入れの場合は、厳しい審査が行われていると予想されます。
 
携帯端末の分割払いそのものが原因で、住宅ローンの借り入れができなくなるわけではありません。ただし、次の2点に引っかかった場合は、審査に落ちる可能性があります。

・携帯端末分割払いの申告を怠った
 
・携帯端末の分割払いを滞納した経験がある(滞納している)

それぞれについて、詳しく解説します。
 

携帯端末分割払いの申告を怠った

携帯端末分割払いの申請を怠った場合は、住宅ローンの審査に通らない可能性があります。住宅ローンの申請時には、自身の借り入れ状況を、詳しく申告しなければならないためです。
 
一般的な借り入れ以外に、携帯端末分割払いや奨学金、知人からの借金も申告しなければなりません。金融機関の申込フォーム記載事項をよく読み、必要な情報を漏れなく記入しましょう。
 
「借り入れは少ない方が審査に通りやすいだろう」と考えて未記載にした場合も、個人信用情報機関を通じて分かってしまいます。「個人信用情報機関」とは、個人の名前や生年月日、過去のローン契約内容や現在までの返済状況、残額を記録する機関です。
 
申告が必要な情報をあえて記載しなかった場合も、金融機関には分かってしまううえに、虚偽の申請をしたことで審査に落ちる可能性もあります。
 

携帯端末分割払いを滞納したことがある