夜中は乾燥がひどいので加湿器を「7時間」つけっぱなしです。月の電気代はどれくらいでしょうか?
乾燥が厳しい日本の冬に、頼もしい味方といえば加湿器です。夜は毎日つけっぱなしにして、寝起きの「のどの痛み」などを予防している人もいるでしょう。   反面、気がかりなポイントが電気代です。1日数時間の連続稼働を数ヶ月続けるとなれば、相応の負担となる可能性があります。   今回は、加湿器を7時間つけっぱなしにするケースを例に、1ヶ月間の電気代を計算します。

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加湿器の電気代の目安は、タイプによって異なる

加湿器の1時間あたりの電気代は、次の式で計算可能です。

・消費電力(ワット)÷1000×1キロワットアワーあたりの電気代単価(円/キロワットアワー)

「1キロワットアワーあたりの電気代単価」には、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会の定める、2025年1月時点での目安単価「31円/キロワットアワー(税込み)」を用います。
 
なお、加湿器には複数のタイプがあり、消費電力もそれぞれ異なるようです。具体的には、次の4タイプがあります。
 
・気化式(約3~約30ワット)
 
フィルターに含ませた水を、ファンの風で気化させるタイプ
 
・超音波式(約20~約30ワット)
 
超音波の振動を水面に伝え、細かな霧を発生させるタイプ
 
・スチーム式(約120~約270ワット)
 
水をヒーターで加熱し、水蒸気を発生させるタイプ
 
・ハイブリッド式(約10~約200ワット)
 
水を含ませたフィルターに、ファンとヒーターで温風を送って気化させる、もしくはお湯を霧状に噴出させるタイプ
 
目安消費電力を上記の式に当てはめると、1時間あたりの電気代は次の通りです。

・気化式:約0.09~約0.93円
 
・超音波式:約0.62~約0.93円
 
・スチーム式:約3.72~約8.37円
 
・ハイブリッド式:約0.31~約6.2円