年末年始に息子家族が帰省!滞在中の費用は「すべて私たちが負担」しているけど、一般的には子ども家族が支払うことはあるの?
年末年始などの長期的な休みになると、実家に帰省する人も多いでしょう。にぎやかな時間を楽しめますが、一時的に滞在人数が増えることにより、食費などに金銭的負担が生じることも少なくありません。その場合に争点となるのが、滞在費を渡すべきかどうかです。   本記事では、実家への帰省時における滞在費について、アンケート調査を基にしつつ、渡す人の割合や平均相場などを解説します。

▼4人家族で食費「月8万円」は高い? 1人当たりの“平均”もあわせて解説

帰省時に滞在費を支払う割合

株式会社小学館は、20~50代の既婚男女242人を対象に、家族で実家へ帰省する際の滞在費についてアンケート調査を行いました。その結果によると、全体の53.7%、人数にして130人は宿泊を伴う滞在をすることがあると回答しました。
 
この130人のうち、23.1%にあたる30人が帰省時に滞在費を渡したことがあると回答しています。滞在費を渡している人は一定数いるものの、4分の1程度と少数派といえます。つまり、滞在費を払わないほうが多いという結果になりました。
 
一方、滞在費を渡すという回答は一定数ありましたが、その理由はさまざまでした。
 
実家への帰省時に滞在費を渡す理由を以下にまとめました。

・実家の経済的負担を減らすため
 
・気兼ねなく滞在できるから
 
・両親への援助を兼ねて

滞在費を渡す理由としては、両親への経済的支援が最も多いようです。帰省先の両親が高齢化しているケースも多いため、経済的支援をしようとする意識がより強いのかもしれません。
 
お互いが気兼ねなく、気持ちよく過ごせるために滞在費を渡すという声も多く、滞在費を渡すことは双方にメリットがあるといえます。
 

滞在費を支払う場合に平均相場

アンケート調査において、実家への帰省時に滞在費を支払うことがあると回答した30人のうち、金額を明記したのは27人でした。その平均金額は、1回の滞在につき2万4556円となっています。そのため、滞在費の平均相場は2万5000円前後、広めの幅で考えたとしても2~3万円ほどといえるでしょう。
 
ただし、滞在費の金額に明確な決まりはなく、あくまでも平均金額による相場です。払うべき金額ではない点に注意してください。金額は渡す側の気持ち次第であり、滞在期間や滞在人数によってケースバイケースでしょう。
 
また、滞在費にルールやマナーなどはなく、必ず渡すべきものではありません。
 
滞在費をもらう側も渡す側も、相手に気を使わせ過ぎないことが大切だといえるでしょう。
 

滞在費を渡さない理由