東京から鎌倉に車で行こうとしたら、夫から「道路が少ないから渋滞がすごいよ。グリーン車で行こう!」と提案されました。本当にグリーン車のほうがいいのでしょうか?
近場の観光地に行こうとして、自家用車で行くか電車で行くかで迷う人もいるでしょう。本記事では、東京から鎌倉までの移動手段として、自家用車と電車(グリーン車)を比較し、それぞれの費用や所要時間について解説します。どちらを選ぶべきか迷っている方はぜひ参考にしてください。

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交通手段別の東京から鎌倉までの費用と時間

鎌倉は歴史や自然が豊かで、多くの観光客が訪れる人気スポットです。しかし、移動手段の選択次第で、旅行の快適さや費用が大きく変わります。
 

自家用車を利用して向かう場合

東京から鎌倉まで車で移動する方法は、一見自由度が高く便利そうに見えますが、実際は観光地ならではの注意点があります。
 
所要時間は1時間20分程度ですが、休日や連休中は鎌倉地域で慢性的な交通渋滞が発生しているため、到着が大幅に遅れる可能性があります。特に午前10時以降から夕方にかけて渋滞が激しくなるため、余裕を持った計画が必要です。
 
費用面では、高速道路料金(首都高や横浜横須賀道路などを利用)に2550円程度かかります。さらに、駐車場料金が必要になることを考慮しましょう。鎌倉市では渋滞を緩和するために、公共交通機関を利用したパーク&ライドも推奨しています。車での移動は利便性が高い一方で、渋滞や駐車場探しの手間がデメリットとなるでしょう。
 

グリーン車を利用して向かう場合

グリーン車を利用した移動は、所要時間が約1時間で、交通渋滞の影響を受けることなくスムーズに到着できます。費用は通常運賃にグリーン料金を加えて、ICカード利用で片道2205円、切符では2210円です。
 
料金はやや高めですが、指定席で座って移動できるため、特に混雑時の疲労を軽減できるのが魅力です。また、鎌倉駅に到着した後、すぐに駅周辺を観光できて、駐車場を探す必要もありません。
 
一方で、荷物が多い場合や途中の観光地に立ち寄りたい場合には、やや不便さを感じるかもしれません。しかし、移動時間が短縮できることや、渋滞のストレスから解放される点は大きなメリットといえるでしょう。
 

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