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走行距離が同じくらいで価格に大差がある車の例
同じトヨタの「プリウス」を例に、価格差がどれくらいあるか見てみましょう。対象車種は「プリウス Sセーフティプラス」で、走行距離が7万キロ台の2車をピックアップしました。なお、車両状態によって価格は異なり一概に比較はできませんが、今回は走行距離にフォーカスしてピックアップしています(2025年1月現在)。
A:走行距離7万7000キロ、総額119万9000円(2016年式)、車体色ゴールド・シルバー系
B:走行距離7万2000キロ、総額207万9000円(2017年式)、車体色ブラック系
2つの車の価格差は約88万円です。走行距離は5000キロほどの差がありますが、Bの方が高く販売されています。2車のおおまかな相違点は、年式が1年違うこと、カラー、車両状態です。
ただし上記価格はあくまで一例です。販売店やタイミング、車の状況に応じて価格差は大きく変動します。
中古車価格はどのように決まる?
中古車価格は以下のような要素によって変わります。
・走行距離
走行距離が長いと、それだけ激しく車の部品が消耗されることになります。そのため、走行距離の長さが長くなるほど、価格は下がっていきます。
・年式
クラシックカーや希少価値が高い車などを除き、年式が古ければ古いほど価格は安くなります。同じ車種だとしても、年式の違いによって多少の価格差が出るでしょう。
・カラー
同じモデルでもボディーカラーによって差が出ることがあります。ホワイトやブラック、シルバー、グレーなどの無難なカラーの方が、奇抜なカラーや好みが分かれそうなカラーよりも高くなると考えられます。
・車両状態
中古車であっても、できるだけ車両状態がよいものを購入したいと思うものです。そのためキズや汚れが少ない車両ほど、価格は高くなる傾向です。また修復歴がない車の方が、修復歴ありの車より人気が出やすいでしょう。
・装備や機能性
安全性能や走行性能などを向上するオプションがついていれば、価格が上がる可能性があります。
これらの点が評価されることで、同じ車種や走行距離でも総合的により高い価格がつくケースもあるのです。