寒がりの妻は「エアコン」「こたつ」「電気ヒーター」を同時使用…さすがに来月の電気代は2万円を超えてしまうでしょうか?
暖房器具にはさまざまな種類があり、それぞれに特徴があります。部屋全体を暖めたいときはエアコン、体だけ暖まりたいときはこたつ、部分的に暖めたいときは電気ヒーターなど、状況に応じて使い分ける人もいらっしゃるかもしれません。   しかし、複数の暖房器具を同時使用する際に気になることといえば、電気代でしょう。   本記事では、エアコン、こたつ、電気ヒーターそれぞれにかかる電気代を計算するとともに、時間帯によって使い分けた場合の電気代も解説します。さらに、暖房器具の電気代をおさえるコツについてもご紹介しますので、参考にしてください。

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「エアコン」「こたつ」「電気ヒーター」にかかる電気代

まずは、エアコンとこたつ、電気ヒーターそれぞれにかかる電気代を計算します。
 
暖房器具の電気代は、「消費電力(キロワット)×使用時間×電気代単価(円/キロワットアワー)」で算出可能です。電気代単価は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が目安としている「31円/キロワットアワー」を使用します。
 
以下の製品を例として、1時間あたりの電気代を比較しましょう。

【暖房時の消費電力915ワット(0.915キロワット)のエアコンの場合】
0.915キロワット×1時間×31円/キロワットアワー=約28円
 
【温度調節目盛「中」の場合の消費電力92ワット(0.092キロワット)のこたつの場合】0.092キロワット×1時間×31円/キロワットアワー=約2.9円
 
【消費電力1000ワット(1キロワット)の電気ヒーターの場合】
1キロワット×1時間×31円/キロワットアワー=31円

上記3つの暖房器具を同時に使用した場合の電気代は、1時間あたり約62円になります。
 

時間帯によって使い分けた場合の電気代