1LDKに住んでおり12月の電気代が「1万円」を超えました。暖房の温度を「24度」で使っているのですが、下げれば電気代を節約できますか?
暖房の温度設定は、多くの方が寒い季節に直面する悩みです。温度設定だけでなく、使い方や部屋の環境によっても電気代は大きく変わります。   本記事では、電気代を抑えるための暖房の温度調整のポイントと、実践的な節電方法を解説します。

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設定温度で変わる年間コストの節約効果

エアコン暖房の電気代は、設定温度が1度異なるだけで大きく変わります。一般的な家庭では、暖房時の設定温度を20~22度に保つことが推奨されており、これを守ることで快適さを保ちながら無駄な消費電力を抑えることが可能です。
 
設定温度を1度下げると、月間の電気代を約10%削減できるといわれています。もしエアコン暖房の月間使用コストが1万円であれば、年間で1万2000円の節約が期待できるということです。
 
また、外気温との大きな温度差を作らないよう、部屋全体の断熱性を向上させる工夫も有効です。例えば、隙間テープや断熱シートで冷気の侵入を防ぐと、エアコンの稼働時間が短くなり、結果的に電気代を抑える効果があります。適切な温度設定とともに、省エネ意識を高めることが重要です。
 

フィルター掃除と運転効率の向上で節約

エアコンの性能を維持するためには、フィルターの定期的な掃除が不可欠です。汚れたフィルターでは空気の流れが悪くなり、暖房効率が低下して余計な電力が消費されます。
 
目安として2週間に1度程度フィルターを掃除すると、運転効率が20%向上し、年間の電気代を5~10%節約できます。例えば、月間電気代が1万円の家庭では、年間5000~1万円の節約につながるでしょう。
 
さらに、内部クリーニングも重要です。エアコン内部にほこりやカビがたまると、効率が大幅に低下します。
 
プロによる年1回のクリーニングを行うことで、エアコンの寿命を延ばし、故障リスクの軽減も可能です。メンテナンス費用は必要ですが、長期的に見ると節約効果は大きく、快適な暖房環境を維持する助けになります。
 

暖房効率を高める断熱対策とアイテムの活用