姪っ子の小学校入学祝いに「1万円」をあげようか相談したら、妻に「安くない?」と言われてしまいました。10万円くらい渡したほうが良いのでしょうか?
この春、甥っ子・姪っ子が新1年生になるという人もいるでしょう。小学校の入学祝いの金額は家庭や親戚との付き合い方によって大きく異なりますが、相手方との決まりがない場合は「一般的な相場」を参考にすることをおすすめします。   本記事では親戚の姪(甥)が小学校に入学するケースをモデルに、入学祝いの相場と、現金以外に適しているプレゼントについて解説します。

▼友人からのご祝儀が「2万円」だった! これってマナー違反?

小学校入学時のお祝い金の相場は「5000円~3万円未満」が多い

「MoneyFix」を運営する株式会社ウェブクルーが実施した「小学校・中学校の入学祝いに関するアンケート」によると、入学祝いを渡す相手として、「甥姪(配偶者の甥姪含む)(44.0%)」が最も多い結果になりました。
 
自分の子どもへのお祝いを渡す人は29.7%であることから、実子よりも甥姪にプレゼントを渡すケースが多いことが分かります。
 
一方、甥・姪以外の親族へのお祝いとしては「いとこの子(12.5%)」「いとこ(11.1%)」と、甥姪と比べるとかなり少なく、「友人・知人の子(20.5%)」のほうが多くなっています。
 
以上の結果から、入学祝いを渡す親戚関係としては「おじ・おばから甥・姪」が最も一般的です。
 
甥・姪へのプレゼントとしては現金が57.5%と圧倒的に多く、プレゼントの内容に迷ったときは現金を渡すのが無難でしょう。甥・姪へのお祝いの金額相場については以下のとおりです。
 

・3000円未満:14.5%
・3000円~5000円未満:20.9%
・5000円~1万円未満:29.3%
・1万円~3万円未満:30.2%
・3万円~5万円未満:3.3%
・5万円~10万円未満:1.5%
・10万円以上:0.2%

 
3000円から3万円以下はどの価格帯も近い比率になっており、突出して高い比率の価格帯はありませんでした。そのなかでも「5000円~1万円未満」「1万円~3万円未満」の比率が高いため、このあたりを目安に入学祝いの金額を決めておくと良いでしょう。
 
具体的な金額は「甥・姪の親から自分の子どもへの入学祝いでもらった金額」なども加味し決めることになります。相場が分からないときは親戚同士の過去のお祝い金の金額を思い返してみると良いでしょう。
 

現金以外には金券や文房具、ランドセルなども候補になる