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お米の価格はどれくらい上がったのか?
令和6年は前年の異常気象や生産人口の減少などにより、米の供給不足が続きました。お店では在庫切れ、インターネットでも価格が高騰しているという状況に頭を悩ませた人もいらっしゃるでしょう。
農林水産省が取りまとめた「令和6年産米の相対取引価格・数量」によると、令和6年11月における玄米60キログラム当たりの全銘柄平均価格は2万3961円ということです。前月の2万3820円より141円上昇しており、令和5年11月と比較すると8721円高くなっています。割合にすると、この1年で57%も価格が上昇しているため、小売価格にも大きな影響を及ぼしていると考えられます。
実際に、令和6年産の新米は5キログラムで5000円を超える価格で販売されているケースもあるようです。
今後お米の値段は元に戻るのか?
お米の品薄状態はある程度解消されたように感じるかもしれませんが、価格高騰は続いています。「今後元の値段に戻ることはあるのか?」と不安に感じる方もいらっしゃるでしょう。
ひとつの考え方としては、お米の値段がすぐに元に戻ることはないとされています。肥料や燃料の高騰による生産コストの上昇を始め、今後またお米が不足状態になったときのために今から在庫を抱えている業者が増えてきていることなどが理由として挙げられています。お米が「高くても売れる」状況になれば、より多くの在庫を抱えている業者がもうかることになるでしょう。
完全に元の値段に戻るまでは、しばらく時間がかかるかもしれません。