
国内で4番目に大きな湖で澄んだ水が自慢の猪苗代湖。冬限定で楽しめるのが国内でも珍しいと言われる氷の衣装をまとった樹木「しぶき氷」やシベリアから飛来する白鳥。真っ白に染まる猪苗代湖周辺冬の観光スポットをご紹介します。
猪苗代湖で見たい飛沫(しぶき)氷

猪苗代湖は、日本海式気候で特別豪雪地帯に指定されています。そのため雪の多い冬には一面の雪景色が広がります。しぶき氷とは、湖水が強い西風にあおられて岸辺の樹木に氷着した自然現象で、国内では極めて珍しい現象だと言われています。

自然が創り出す氷の芸術品は、気温が高くなると溶けてしまうこともあります。しぶき氷が見られる時期は寒さが厳しい1月中旬から2月中旬ぐらいですが、その年の気象条件によって変わりますので、気象条件をチェックしてから出かけましょう。
場所は、天神浜から長瀬川の河口付近でしぶき氷を楽しむことができます。見頃は毎年1月中旬~2月中旬の厳寒期。磐梯自動車道 猪苗代磐梯高原ICから天神浜駐車場まで約5分、そこから歩いて約20分です。

道のりは、木立の合間で雪深い場所もあれば、熊笹で覆われた場所もあります。誰かの足跡がつながっているとほっとしたり、動物の足跡があるとドキッとすることも。しぶき氷が近づいてくると、左手に川も見え始め、足元も水分量が増してきます。脇道にそれると危険な場所もあるので気を付けてください。


真冬の森の中を歩くので、ダウンジャケットやスノーブーツなど寒さ対策は必須です。雪が深い部分もあるので、スニーカーでは濡れてしまいます。しぶき氷を見る湖岸は、凍結している場所もあるのでアイススパイクなどを装着していると安心ですね。風が強いことでできるしぶき氷、そんな場所ですから強風が吹いているのも日常茶飯事。帽子や耳当て、手袋など防寒対策も万全にするのがおすすめです。
猪苗代湖で会いたい白鳥
