カヌレの特徴とは

①外はカリカリ中はしっとり

カヌレは外のカリカリとした食感と、中のしっとりとした生地が特徴的なお菓子です。外と中が異なる食感なので、「食べていると楽しい」と人気があります。元々はフランスの伝統的なお菓子だったのですが、可愛らしい見た目と味の良さから世界に広まりました。

本来のカヌレは外側が硬いのですが、最近では食べやすい食感になるよう作られているため、お子さんのお菓子にもぴったりです。素朴な味をしているので、老若男女問わず幅広い人におすすめできるお菓子ですよ。

②ラム酒等で香り付けをする

カヌレは、ラム酒などで味付けをしているのが特徴的なお菓子です。ラム酒と言っても焼き上げる前に振りかけているので、調理工程でアルコール分は飛んでいます。そのためお子さんや、お酒が苦手な方でも安心して食べる事ができますよ。

またカヌレの材料は、バター、牛乳、卵黄、薄力粉、砂糖とシンプルです。お菓子の基本的な材料を使って作られているので、幅広い年代の方に向いている味になっています。シンプルな味なので、アレンジを加えてより一層美味しい食べ方にチャレンジする事もできるお菓子です。

③縦に溝が入っている

カヌレ最大の特徴は、溝がいくつも連なっている独特な形です。この独特なフォルムは、「カヌレ型」という専用の型に生地を流して作られており、古くからこの形で愛されてきました。そもそも「カヌレ」という言葉の語源は「溝」なので、昔から独特な形が特徴的だった事が分かります。

カヌレの食べ方とは

①レンジやトースターで温める

カヌレをアレンジしたい場合や、美味しい食べ方で楽しみたい方には温めるのがおすすめです。オーブントースターやレンジを使ってカヌレを温めれば、できたてのカヌレに近い食べ方が楽しめます。温め時間の目安はオーブントースターでもレンジでも、3~5分程がベストです。

オーブントースターで温めれば、カリッとした食感を増す事ができます。その場合、カヌレの向きを変えながらじっくりと温めて下さい。また、しっとりとした食感が好みの方には、レンジで温める食べ方が向いています。中までしっかり温める事でバターの濃厚な香りやラム酒の風味が増すので、カヌレ本来の味を楽しめますよ。

②ナイフでカットする

カヌレの伝統的な食べ方は、ナイフとフォークを使う方法です。古くからフランスで愛されてきたカヌレですが、本場ではナイフとフォークでカットする食べ方がオーソドックスになっています。カヌレの側面に入っている溝にナイフを入れて、少しづつカットして食べましょう。

特にコーティングアレンジが施されているカヌレは、ナイフとフォークを使った食べ方がおすすめです。また、カヌレは外側の生地が硬めに作られているので、ナイフとフォークを使った方が綺麗に食べれます。ナイフがない場合は、フォークだけでも十分カットできるので試してみましょう。

③手で掴む

簡単にカヌレを食べたい場合は、手掴みで食べましょう。カヌレは小さめサイズのお菓子なので、手で掴んで一口で食べる事ができます。わざわざナイフとフォークを使って食べたくない方や、気軽に食べたい場合は手掴みがおすすめですよ。

ただ、外側が硬めにコーティングされているカヌレの場合は、手掴みだと食べにくいケースがあります。特に歯が弱い方や小さなお子さんは注意して下さい。また、チョコレートでコーティングされているカヌレだと、手が汚れやすいので気をつけましょう。

カヌレのアレンジ方法

①ナッツを乗せる

様々な食感を楽しみたい方には、カヌレにナッツをまぶしたアレンジがおすすめです。カヌレ本来の食感にナッツの独特な歯ごたえが加わるので、一度に様々な舌触りを楽しめます。また、「ナッツの香ばしさがカヌレの風味を際立たせるので美味しい」と人気があるアレンジ方法です。

ナッツの種類は好みで構いませんが、アーモンドやくるみのようにシンプルな物が向いています。また、ナッツと一緒にチョコレートやフルーツを乗せるアレンジをすれば、より一層ゴージャスで美味しいカヌレが楽しめますよ。

②パウダーを振りかける

カヌレをシンプルにアレンジしたい場合は、粉砂糖を振りかけてみましょう。粉砂糖をかける事で甘味が増すので、小さなお子さんでも食べやすくなります。特にシンプルな味付けのカヌレには、粉砂糖で甘みを増したアレンジ方法が向いていますよ。

また、粉砂糖以外の材料を振りかけるアレンジも美味しいです。抹茶やココアパウダーなどを振りかければ、バリエーション豊かなカヌレを楽しめます。気軽にできるアレンジ方法なので、誰でも簡単に挑戦できておすすめです。

③チョコをコーティングする

カヌレにチョコレートをコーティングする事で、より一層美味しい食べ方が楽しめます。カヌレに溶かしたチョコレートをコーティングしたら、冷蔵庫で冷やすだけなので簡単に作れるのもポイントです。甘いチョコレートが洋酒を含んだカヌレにマッチして、様々な風味を楽しめますよ。

カヌレの保存方法

①冷蔵庫で保存する

カヌレを美味しい状態で保管したい場合は、冷蔵保存がおすすめです。カヌレは湿度によって食感が変わりやすいお菓子なので、冷蔵庫で保管した方ができたての味を守れます。ラップでカヌレを一つずつ包んだら、密閉容器に入れて冷蔵庫に保管しましょう。

冷蔵庫で保管したカヌレを食べる場合は、30分程前に取り出して常温に戻すと良いです。温めたい場合は、常温に戻してからトースターやレンジにかけて下さい。また、甘いお菓子が苦手な方は、冷たい状態で食べた方が甘さを感じにくいので美味しいですよ。

②冷凍庫で保存する

長期保管したい場合や、夏にカヌレを保存するのであれば冷凍がおすすめです。カヌレは湿度に弱い食べ物なので、夏の高温多湿の時期には冷凍庫で凍らせると品質を保持できます。また、冷凍すれば1カ月程日持ちするので、カヌレをたくさん貰った時にも良いですよ。

チョコレートアレンジが加えられているタイプのカヌレを保存する場合も、冷凍庫がベストです。チョコレートは熱に弱いので、冷凍庫で凍らせた方が品質を保持したまま保管できます。見た目も綺麗な状態で保てるので、冷凍庫に入れて置いておきましょう。

カヌレを冷凍保存する場合はラップで一つずつ包み、ジップロックなどに入れてから冷凍庫に保管しましょう。その際ジップロックの空気は抜いておくと、酸化を防いで美味しいまま保管できます。解凍する場合は、自然解凍するかレンジで温めましょう。