1日に排出される水分量とは?

①1日の排出量は2300ミリ程度

人の体から排出される水分は、1日約2300ミリリットルほどだと言われています。トイレなどで排出される水分が1300ミリリットル、呼吸に含まれる水分が400ミリリットル、皮膚から失われる水分は600ミリリットルに上ります。トイレで排出される水分以外にも、様々な要因で水分は排出されているのですね。

②夏場は水分の排出量が上がる

一般的には1日2300ミリリットルほどですが、夏場の暑い時期は水分排出量が増えると言われています。特に、汗による排出量が増えるとされていますよ。寝ている時には500ミリリットル、通勤や通学などでは1時間に200ミリリットルもの汗が失われます。

水を飲む事の効果6選!

①むくみが解消できる

水を飲む効果として、体のむくみを解消することができる、というものがあります。むくみは、水分不足によって体の血液の流れが滞り、老廃物が溜まることが原因だとされています。つまり水を積極的に飲むようにすれば、リンパや血流がアップし、むくみが解消できるのです。

水を飲むと体に水分がたまり、むくみの原因になると考える人は多いですが、実はその反対なのですね。特に、ミネラルが豊富に含まれている硬水が、むくみ解消に効果的だとされていますよ。

②疲労回復

水をしっかりと飲むことで、体の疲労を軽減することができます。水分が不足して血液の流れが滞ると、体内に栄養素や酸素がうまく運ばれません。エネルギーが不足し、疲労が蓄積されていくでしょう。

しかし水分を摂取して血流がサラサラになると、栄養素や酸素が体の隅々に巡るようになります。その結果、疲労回復が促進されますよ。疲れを感じている人は、積極的に水を飲んでみると良いでしょう。

③リラックス効果

水分を摂取すると、精神が落ち着きリラックスできるとも言われています。人はストレスがたまると、体温が上昇して汗をかき、水分不足に陥ります。また血中のナトリウムの量が増え、血圧が上がって更にイライラすることもあるでしょう。

このようにストレスを感じた時に水を飲むことで、体の体温を下げることができます。また血中のナトリウムの濃度も安定し、ストレスを鎮静化させられるのですよ。ストレスを感じてイライラした時は、是非水を飲んでみてくださいね。

④便秘が解消する

便秘解消も、水を飲むことで期待できる効果の一つです。水分が不足していると便が硬くなり、なかなか便を排出することができなくなります。水分を飲んで便を柔らかくすることで、便が出しやすくなると言われていますよ。便秘に悩んでいる方は、是非多めに水を飲んでみるようにしてください。

ただし、便に吸収される水の量は多くありません。一度に大量の水を飲んでも、便に水分が行き届かず、尿として排出されてしまうでしょう。便秘を解消したいのであれば、こまめに水分を補給する必要があります。

⑤アンチエイジング

水を飲む効果として、アンチエイジングもありますよ。水分不足で血流の流れが滞ると、体の新陳代謝も悪化します。その結果、肌のターンオーバーが働かなくなり、肌が老化していくのです。水をこまめに飲むことで、老廃物がうまく排出されるようになり、新陳代謝が上がって肌も綺麗になりますよ。

⑥ダイエット効果

水をしっかり飲むことにより、ダイエット効果が期待できるとも言われています。水を飲むと空腹感の抑制したり、老廃物の排出が促されます。また便秘やむくみも解消されるため、体重が軽くなるだけでなく、見た目もスッキリと引き締まって見えるでしょう。

またダイエット効果をより高めたいのなら、ミネラルが豊富に含まれている硬水を飲むと良いでしょう。不足しがちな栄養素が補えるため、健康にも配慮しながらダイエットを行うことができます。ただし水の硬度が高くなると、その分内臓に負担がかかるとされています。最初は硬度が低めの硬水から試していくといいでしょう。

【タイミング】健康・美容に効果的な水の飲み方5選!

①喉が乾いた時

水の飲み方として、喉の乾きを感じたタイミングで飲むのがおすすめです。喉が乾くということは、体内の水分量が減っているというサインです。喉が乾いたら、すぐに水を補給するようにしましょう。また喉が乾く前のタイミングで、早めに水を飲んでおくことも大切です。このタイミングを意識して水を飲みましょう。

②起床後すぐ

起床後すぐのタイミングで飲む、という飲み方もおすすめですよ。夜寝ている間、呼吸や汗などで体から大量の水分が失われています。また起床後すぐは、内臓の働きが鈍っています。起きてすぐのタイミングで水を飲めば、体に足りない水分も補えますし、内臓機能を高めることもできますよ。是非この飲み方を意識してください。

③汗をかいた時

運動や通勤などで汗をかいたタイミングで水を飲む、という飲み方もおすすめですよ。汗をかいた分だけ水分が失われるため、自覚のないうちに水分不足に陥る可能性もあります。汗をかいたら、喉が乾いていなくても多目に水分を補給するよう、心がけてくださいね。

④入浴前後

水の飲み方として、入浴前後のタイミングで飲むのもおすすめです。入浴をすると汗をかき、体から水分が失われます。お風呂に入る前のタイミングで水を飲めば、入浴中に脱水症状を起こすことがなくなりますよ。

またお風呂上がりのタイミングで水を飲めば、体から排出された水分を補うことができます。健康に良いとされる飲み方ですので、是非この方法を意識してみてくださいね。

⑤食事の前

水を飲むタイミングとして、食事の前もおすすめですよ。胃が空っぽの状態で水を補給することで、体に水分が溜め込まれるのを防ぐことができます。むくみの解消にもなりますし、空腹を紛らわすこともできるでしょう。ダイエット効果にも期待できる飲み方ですので、是非試してみてくださいね。