貴船神社の御祭神とご利益は?

御祭神は貴船大神

Photo by u dou

貴船神社の御祭神は貴船大神です。貴船大神とは水を司る高龗神(たかおかみのかみ)のことで龍神様としても有名です。また貴船神社の中腹にある結社(ゆいのやしろ)には縁結びの神である磐長姫命(いわながひめのみこと)が祀られています。

本宮と奥宮に高龗神が祀られています。奥宮には高龗神と同一神でも呼び名の違う闇龗神(くらおかみのかみ)と玉依姫命(たまよりひめのみこと)が祀られているとの説もあるのです。

中宮とも呼ばれる結社の御祭神である磐長姫命は瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)と結婚した木花咲耶姫命(このはなさくやひめ)の姉君です。

ご利益は縁結び ・運気隆昌・水に関わること全般

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高龗神は雨を司る水の神であることから、水に関わること全般にご利益をいただけることで有名です。また龍神であることから運気上昇にも効果があると云われています。

結社に祀られている磐長姫命の神話を簡単にご紹介しましょう。磐長姫命にはそれは美しい木花咲耶姫という妹がいました。瓊瓊杵尊に見初められ求婚された木花咲耶姫とともに、姉妹揃って瓊瓊杵尊に嫁いだのでした。しかし決して美人とはいえない風貌だった磐長姫命は実家へと送り返されてしまうのでした。

磐長姫命はこのことを恥じ、その後縁結びの神様としてこの地に鎮まり結社は縁結びのご利益をいただけることで有名になりました。時間は流れ平安時代の歌人和泉式部が夫の心変わりを憂えてこの結社を詣でた後、お参りの効果なのか夫と復縁できたとの逸話が残っています。

【水守り】貴船神社のお守り3選

①水まもり

水まもりは生命の源である水により気力を蘇らせ、開運へと導いてくれるお守りです。一説には貴船神社の「貴船」は「命の源である気が生まれる場所」という意味から「気生根(きぶね)」が由来とも云われています。水色ともも色の2種類あり値段は1,000円です。一定期間が過ぎたら貴船神社へ返納しましょう。

②水まもり ブレスレット型

こちらは水まもりのブレスレット型です。こちらも色は水色ともも色の2種類あります。水がもたらすあらゆる恵みに感謝する心と共に水難除けの効果が期待できます。値段は4,000円です。

お守りとしては少々高いですが、ご利益が水難除けなので水辺でのレジャーを趣味にしている人へのプレゼントなどにいいかもしれません。アクセサリーとして身に付けていられるのも嬉しいところでしょう。

③ルアー守

ルアー守は貴船神社の水を司る神様にあやかったお守りです。ご利益は大漁満足、水難除けに効果があります。釣りが趣味の人や漁業関係の仕事をしている人へのお土産にいかがでしょう。釣りに行く際に身に付けておくとお守りの効果で入れ食いになるかもしれませんよ。

ルアー守は5種類販売されており、どれにするか迷いそうですね。値段は1,000円です。こちらも1年程したら貴船神社へ返納して新しいルアー守を手に入れるといいでしょう。

【縁結び】貴船神社お守り3選

①結び守文型

結び守り文型は、細長い葉をモチーフにした、縁結びのお守りです。昔、「玉垣に細長い葉を結びつけるとご利益がある」と言われたいたものが由来になります。今でも受け継がれていて、「細長い紙に願いごとを書き結び処に結んで祈ることで願いが叶う」と云われています。結び守文型の値段は1,000円で水色、もも色の2種類あります。

②むすび守袋型

こちらは通常の袋型のお守りです。結び守文型と同様、良縁成就に効果が期待できます。もも色の袋には逸話となった和泉式部と思われる人物が刺繍されているものと、平安時代の男性貴族が刺繍されている水色の2種類あります。値段は1,000円です。

③つなぐ守り

つなぐ守はスマホ落下防止の指を通して使うお守りです。「つなぐ」という言葉は離れているものを結びつけるというところから、恋愛だけでなく友人や仕事仲間などあらゆる人と人とのご縁を結ぶ意味合いがあります。色は青と青ともも色の2種類あり値段はひとつ1,000円です。

【交通安全】貴船神社お守り3選

①二輪守

オートバイや自転車といった二輪車の交通安全を願うお守りです。通常の交通安全のお守りだと二輪車には付けにくいですよね。自転車やオートバイには最適なお守りではないでしょうか。ハンドルやミラー、サドルなどにつけることが可能です。色は黄緑、もも色、青色の3種類で値段は700円になります。

②道中安全ステッカー守

水色の下地に「道中安全」と中央に書かれたステッカー守は貴船神社の水神にあやかって滴型なのもいいですね。暗いところでは蛍光色に光る仕様になっています。値段は500円です。

③梶取守

梶取守は航海安全のほか、交通安全、旅行安全といった交通関連だけでなく人生進路守護などにも効果が期待できます。梶取守は、貴船神社境内にある梶取社に由来しています。

玉依姫命が現在の貴船まで川を登ってくる際、梶取をした神様が祀られているのです。そのため古くから船乗り達の信仰があり船の安全航行や水難除けに効くとされているのでしょう。船の舵を模した梶取守は金と銀の2種類あり値段は1,000円です。

【その他】貴船神社お守り4選

①龍神札

貴船神社の御祭神である高龗神は龍神としても有名ですね。貴船神社の奥宮本殿の真下にある龍穴は見ることすら禁忌とされている神聖な場所なのです。それだけパワーのある龍神様が鎮座しているのでしょう。長い時間をかけて育まれた龍神信仰の一旦に触れられる龍神札、お土産にいかがでしょう。

龍神札のご利益は運気隆昌です。一般に龍神様へ具体的な願いごとをすると時間的にもすぐに効果があると云われています。黒に金色で描かれた龍神が勇ましいですね。値段は1,000円です。

②青もみじ守り(季節限定お守り)

貴船神社では季節感豊かなお守りも販売しています。春先の4月頃にはさくら守り、夏には6月頃から青もみじ守り。秋には紅葉した赤いもみじ守りを販売しています。

写真は夏限定の青もみじ守りです。布で作られていてかわいいですね。値段は600円です。季節限定のお守りは売りきりなのでその季節になったら早めに貴船神社へお参りしてお守りを手に入れてくださいね。

③ハレ守

貴船神社では古来より雨乞いなら黒馬、雨止めには白馬か赤い馬を奉納していたといいます。そこから生まれたお守りがハレ守。雨乞いの黒馬と雨止めの白馬のチャームがついています。ハレ守はキーホルダーになっているので、外出する際忘れずに常に持ち歩くことができますね。

雨女や雨男の人は一つ持っておくといいかもしれません。皮革部分の色違いで黒色、こげ茶色、キャメル色の3種類あります。値段は1,500円です。

④茅の輪守(季節限定お守り)

この茅の輪守は夏越の大祓式を迎える6月頃から夏に販売される期間限定お守りです。茅の輪守のご利益は無病息災です。神社にある茅の輪は見たことがある人も多いのではないでしょうか。

くぐると禊になると云われている茅の輪をモチーフにしたお守りは、見た目も可愛くて女子ウケしそうですね。茅の輪守は夏の間は販売しているので夏に貴船神社へお参りに行くことがあるなら、ぜひ手に入れたいお守りでしょう。

茅の輪守の値段は500円です。大祓い式が行われる日には一般参拝でも大祓式に参加することができるので、興味のある人は行事に合わせて参拝のスケジュールを立ててみてはいかがでしょう。