人生を楽しむためには「お金」が欠かせませんが、40代ともなると少しずつ気になるのが「老後に必要な資金」ではないでしょうか。特に独身で人生を満喫するなら、自身の収入だけでやりくりする必要があるので、独身女性には大切な問題です。

とはいえ、老後にどのくらい資金が必要なのかなど、イマイチ分からないことも多いでしょう。そこで今回は、FP(ファイナンシャル・プランナー)である筆者が、老後に必要な資金の考え方と対処法をお伝えします。

独身女性が老後に必要な資金はいくら?

(写真=Syda Productions/Shutterstock.com)

独身女性が老後に必要な資金は、簡単にいえば「未来の年金額(見込み額)」と「現在の生活水準」、そして「65歳以降、何歳まで生きると考えておくか」で決まります。未来の年金額は日本年金機構から送られてくる「ねんきん定期便」で分かります。なお、会社員で平均年収が400万円なら、ざっと月14万円が年金受給額となります。

現在の生活水準は、シンプルに「一ヵ月に必要な生活費」ですが、旅行などたまにしか使わないお金もあるため、正確には「(年収-去年の貯金額)÷12」で計算します。仮に生活水準が月25万円なら、年金受給額の14万円を差し引くと、老後に現在の生活水準で暮らしていくには月11万円が不足します。その不足金額が老後に生きる年数分必要になるわけです。

厚生労働省の「平成29年簡易生命表」によると、日本人女性の平均寿命は87歳となっています。65歳以降にどのくらいの年数を生きるかは人それぞれですが、仮に90歳まで生きると考え、試算してみましょう。

現在の生活水準で暮らしていくために必要なお金は、1年間で11万円×12ヵ月=132万円になり、それが25年分なので3,300万円が必要になります。定年後は、医療費や交通費が増えることも考えられますし、介護費や葬儀代も準備しておきたい場合、もう少し必要と考えておいた方が賢明かもしれません。

投資は資金を準備する手段のひとつ

(写真=Singkham/Shutterstock.com)

先ほどの計算で出てきた資金を準備するなら、まずは「投資」が効果的です。貯金で資金を貯められそうなら不要ですが、すべてを貯金だけで準備することは厳しい場合も多いでしょう。

そして、投資するためには「元手となるお金」が必要です。40代独身女性なら自分の貯金以外に、可能であるなら親に「生前贈与」をお願いするのもひとつの手といえます。もしくは、副業などを始めて、自助努力で元手をつくっていくのも良いでしょう。

なお、投資といってもさまざまな方法がありますが、あなたが投資初心者なら最初は「投資信託」あたりが手頃かもしれません。最近では「(つみたて)NISA」なども登場しているので、自分に合った方法で、少しずつでも老後に必要な資金を貯めていきましょう。

生活水準を下げられれば、老後の必要資金も減らせる

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資金の準備を楽にしたいのなら、必要な老後資金を減らすことが効果的です。そのためには、「現在の(ひいては未来の)生活水準を下げる」必要があります。生活水準を下げた分だけ、必要な資金も下げられるでしょう。

ただ、生活水準は、定年を迎えてもすぐには下げられないものです。中には「定年を迎えてから生活水準を下げよう」と考えたものの、実際には下げられずに困窮している方も多くいます。

老後に必要な資金は先ほどの計算式のとおりです。仮に生活水準を月1万円下げられたら、1年で12万円、25年分なら300万円の老後資金を減らせます。月2万円なら、600万円も減らすことができます。このように、準備できそうな水準にまで生活水準を落としていきましょう。

資金準備が間に合いそうにない場合は65歳以降も働くための準備を

(写真=Leszek Glasner/Shutterstock.com)

もしかしたら、老後資金の準備が間に合いそうにない方もいるかもしれません。その場合、65歳以降も働くための準備をすることをおすすめします。幸いにも、今は政府が「生涯現役社会」を推し進めているので、継続雇用年齢の引き上げも検討されています。

このままでは十分に老後資金を準備するのが厳しいとしても、「定年まで10年以上の準備時間がある」今なら、準備できることはあります。どう準備していくかはあなた次第なので、できる範囲で何らかの対策を立てて、老後も楽しい人生を目指していきましょう。

人生は「備えあれば憂いなし」、今から少しずつ準備を

(写真=Antonio Guillem/Shutterstock.com)

老後も人生を楽しみたいのは誰だって同じです。しかしながら、今の仕事をがんばるだけでは、定年後は経済的に行きづまることも多いようです。何もしなくても大丈夫という人もいますが、備えあれば憂いなしと考えて、少しずつできることから始めていきましょう。

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