◆芸術にふれる、金沢

 2015年に東京から新幹線が開通した時、遠く憧れの地だった金沢が身近になりました。山崎さんは、その時に行った母とのふたり旅をなぞるひとり旅に。

 まず訪れたのは「金沢21世紀美術館」。東京をはじめ主要都市でも美術館はありますが、ひとり旅がプラスされると美や学びの浸透率が違ってくると思いませんか。

 このときは特別展「フェミニズムズ FEMINISM」が開催されていたそうですが、「多様性を認めようとすれば絶対に避けて通れないテーマ」です。他民族とかLGBTQだけではなく、女性の生き方にも多様性が求められる時代。ひとり旅でこのテーマに巡り合うあたり、運命的なものを感じるのは私だけでしょうか。

 旅の醍醐味(だいごみ)のひとつに、お土産があります。家族に、友人知人に、もちろん自分にも。山脇さんが購入したのは、菓子舗「吉はし」さんの上生菓子(前日までに要予約)。

 金沢は菓子文化も華やかで、金沢駅のショッピングモール「金沢百番街」のお土産ゾーンは、新しいお店も老舗も一堂に会しているそうです。お菓子だけではなく、加賀棒茶や地酒もチェック。新幹線の発車時刻には余裕をもって、お土産探しも旅の一部です。