◆休日など余裕がある食事で、親子一緒に練習を楽しもう

親子でなるべく同じものを味わうこと
親子でなるべく同じものを味わうこと、カトラリーは子どもの手のサイズに合ったものを使うのが、楽しい食事につながります
 最後に、子どもだけが試験のようにカトラリー練習をするのは、息が詰まってしまうこともあるので、親子で一緒に楽しみながら取り組むこともオススメです。

 休日など時間に余裕がある食事のタイミングで無理ないところからはじめてみると、準備する側もストレスがたまりません。

 上手にカトラリーが使いこなせるようになると、食事時間の集中力が高まり、確かな自信もついてきます。

 食事は毎日必ず訪れて、一生続く大切な時間。練習はいつからでもはじめられますから、少しずつ楽しみながら取り組んでみてくださいね。

<文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>

【スギアカツキ】

食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12