――1人になってからはしばらくUNDER GARGOYLE(※ガーゴイル未満の意)名義で活動されていました。このときはどういう心境だったのですか。
KIBA:1人になった当初、なってみたはいいものの、誰に演奏を頼んでいいかも分からない状態でしたんで、とりあえずやれることは一通りやってみるかって感じでしたね。
UNDER GARGOYLEはライブごとにメンバーを変えてやっていたんです。それが面白いかなって思って。でもGargoyleの曲って特殊なんで、メンバーによっては上手くいったりいかなかったりしたこともあったんですよ。
やっぱりどんなテクニックを持った人でもジャンルの得意不得意ってありますからね。そこで見えてきたことがあったし、一通りやれることはやったかなって思ってGargoyleに名前を戻し、サポートメンバーも毎回変えるようなことはやめました。
――1人になってもやり続けられるモチベーションはどこから来るのですか。
KIBA:なんだろうなぁ……。まずバンドを辞めようと思ったことがないんですよ。やっているほうが自分の人生が面白いですし。
それにバンドをしていて努力しているみたいな感覚がないんです。例えば、アルバムジャケット考えるのに三日間寝てないときがあっても、それが楽しくてやっているから努力とは思わない。基本的にやっている全てが楽しいんです。
――今後、新譜の予定はあるのですか。
KIBA:考えてますよ。来年に何かしらアナウンスができればなとは思っています。
(文・構成=編集部/写真=石川真魚)