――インディーズで瞬く間に人気を得てメジャーデビューしていったわけですが、ビジネス的にはどうでしたか。

――それまでのGargoyleと雰囲気が異なる楽曲と詞が増えたことで、ファンからの反発はなかったのですか。

KIBA:『natural』(※6枚目のアルバム)ではありましたね(苦笑) 「Gargoyleよ、お前もか」みたいな声をたくさんいただきました。

――確かに1曲目の「natural」はメタル色が薄く、哀愁のあるギターロックと言えますよね。個人的にはブリティッシュロックなイメージもありました。アルバムにGargoyleらしさはあっても、どこかマイルドな印象があります。

KIBA:とはいえ6枚目にもGargoyleらしいスピードナンバーもハードな曲も入っているので、曲順が違えば印象は変わってたんかなと思います。

 レコード会社からも「お前らこれでいいんか?」みたいなこと言われたんですよ。だけどあの当時、やりたかったことを前に出していこうっていうバンドの意思もあって、怖がらずに1曲目にしたんです。