◆終盤の雨は、演出ではなく本当に降り始めた
――本作は、風景も作品のカラーや世界観を作るのに役割を果たしています。
杏「本当に作っていない風景なんですよね。終盤に、雨がバーッと降って来るシーンがありますが、あれも神がかっていたなと」
――演出ではなく、実際の雨なんですか?
杏「あの瞬間から本当に降り始めたんです。みるみる暗くなって。スケジュールもあったので、降る前に早く撮影を終わらせなきゃと思っていたんです。詳しくは言えませんが、あの大事なシーンの本番、あの瞬間に、ザーっと降ってきた。“すごいね”と話していました」