◆元妻との思い出BOXを「捨てて」と頼んだら……?
勝手に見るのは、いけないこと。そう頭で分かってはいたものの、加奈さんは好奇心を抑えられず。そこで幸久さんが残業の日、再び自室へ入り、怪しいA4サイズの箱をオープンしました。
そこに入っていたのは、元妻や息子の写真。息子が書いたパパの似顔絵や、まだ夫婦仲がよかった頃に貰った元妻からの手紙などもありました。
「ショックでした。私と暮らしていても、心のどこかでは元妻や子どものことを思っているのかも……と思えて」
悲しみと同時に嫉妬も抱いた加奈さんはその箱が自宅に存在していることが耐えられなくなり、帰宅した幸久さんに「こんな箱は捨てて。私がいるから、もういらないでしょ?」と訴えます。
すると、幸久さんはこれまで見たことないほど激怒。「なぜ、君にそこまで言われないといけないんだ! それに勝手に人の部屋を漁るなんてプライバシーの侵害だろ! こんな人とは一緒に暮らせない」と自宅を出て行ってしまいました。