◆当時珍しかった「体はぬいぐるみ、顔と手足はソフビ」の理由
株式会社セキグチは1918年に創業後、ふのり製造を行っていた。その後セルロイドの人形(発火の恐れがあることが指摘された以降はソフトビニール製に変更)の加工業も行うようになり、「日本だけじゃなくて世界に向けた人形作りをしよう」と動き始める。
「しかし、ヒト型の人形だとどうしても国ごとに支持されるビジュアルが変わってくることから動物をモチーフにしたものを作ろうとなったのです」
そこで、いくつかの動物モチーフのぬいぐるみが作られた。体部分は布製のぬいぐるみ、顔と手足部分はソフトビニールを活用したもので、これは当時かなり珍しかったという。
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