◆血糖コントロールと空腹の秘密
お腹がすくとまっさきに食べたくなるのが、ごはんやパン、お菓子などの甘いもの。これらは糖質メインの食材です。
糖質は瞬時にエネルギーとして使われますから、当然といえば当然。本書でも「低血糖になると体は『エネルギー不足だ!』と感じ、空腹感に襲われて食欲が駆り立てられる」と解説。そこで一気に糖質を補給すると血糖値が急上昇し、また急降下する、という「血糖値スパイク」に陥るのです。
だからこそ「血糖値をゆっくり上げてゆっくり下げる」「胃を長くふくらませておく(腹持ちをよく)」が必要となるのですね。
さらに「何をどんな順番で食べるかによって、胃腸での消化の速度や血糖値の上がり方が変わってくる」といいます。難しいことはさておき、「たんぱく質と食物繊維ファースト」という食べ順を心得てほしいところ。
でも、たんぱく質や野菜から食べても、サラダのドレッシングが油たっぷりだと台無しなのでは? と疑問に思ったあなた。実は、この油がいい仕事をしてくれるのです。
「油の脂質も、酢も、食後血糖値の上昇の抑制を助ける」と本書。ほどほどの量のドレッシングで、前菜のサラダをいただきましょう。
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