◆強烈なママ友エピソード
――やけに高飛車だったり、周囲に嘘を吹聴したり、自分の子どもは絶対に悪くないと主張したりする高見さんのようなママに、実際に会ったことはありますか?
ゆむい:高見さんのような人には会ったことがあります。でも、あからさまに自慢話をするというよりは言葉の端々に夫の職場のポジションを匂わせてくる感じでした。「ボーナス100万円も減っちゃったのよ~」とか。私が子どもだった頃、友達のお母さんにもこんな感じの人がいました。どの時代にもいるんでしょうね。
――どうやって高見さんのキャラクターを作っていったのでしょうか?
ゆむい:私が会ったことのある人や、周りの人が出会った強烈なママさんたちをくっつけて作っています。高見さんの夫が会社でパワハラをしていたり「夫の大学の創立者の銅像写真をLINEのアイコンにして学歴自慢を匂わせてくる」というのは、実際に私の編集担当が遭遇したエピソードなんです(笑)。
周りのママの夫の勤め先や肩書きを調べ上げてリストにしている人も実際にいたそうです。漫画には入れていませんが、夫同士が同じ会社だからといって、ママ友間の揉め事を相手の夫の上司に訴えに行ったという話も聞いたこともあります。
【こちらの記事も読まれています】