◆彼の免許証を見て、既婚者だと確信したわけ
その次にも、Omiaiで出会って付き合おうと言われた男性がいました。当時りあさんはちょうど、自動車の運転免許証を更新するタイミングでした。デート中に更新したての免許証を見せたところ相手も免許証を見せてくれたのですが……一人暮らしと聞いていたのに住所がどう見てもファミリー層が住む街で、番地のあとに集合住宅の部屋番号もありません。これは既婚者だと確信し、関わるのをやめました。
「アラフォーがマッチングアプリを使うなら、付き合おうと言われてふたりで同時にアプリを退会しても、相手が本当に退会しているかわかりません。なのでサブのアカウント作って、本当に退会しているのかも確認した方がいいですね」
◆結婚相談所とアプリを併用すると「嘘を見破れるようになる」
アプリには結婚目的じゃないユーザーもいると実感し、IBJ(結婚相談所連盟)加盟の結婚相談所に入会しました。その頃には、りあさんはかなり結婚相談所に詳しくなっていました。
「入会制限をしているぐらい人気のところは別ですが、あとはどこに入会しても同じだと思います。いろんな相談所のお茶会に参加したのですが、ブログでは参加者が大勢いるようなことを書いているのに実際は私と1対1ということも多く、結婚相談所ってロクに会員がいないところがほとんどだと思いました。
人気ブログ『結婚物語。』に掲載されていた成婚者の自己紹介文を参考にして自分でプロフィールを作成し、他の結婚相談所のお茶会に参加したときに添削してもらって、登録しました。アラフォーの私でも、40人ぐらい会えましたね。お見合いは10人に申し込みして1人くらいしか成立しないらしいですが、私が申し込んだ時はもう少し受諾率が高かったです。
結婚相談所もよかったですが、私は『その辺の気さくな兄ちゃん』みたいな人がいいので、そういう男性はマッチングアプリの方が探しやすかったです。結婚相談所と併用することで、自分が合える男性の“相場”も分かりましたよ。結婚相談所で会えないような好条件男性から『いいね』がきたら、関わらないようにしました」
筆者もアプリと相談所を両方利用している女性には会うのですが、「結婚相談所っていい男がいない。アプリの方が素敵な男性に会える」と間違った解釈をする人が多い中、りあさんは冷静で賢いと感じました。