◆男性陣を一瞬で黙らせた“強烈なひと言”

 ほかにも女性たちをキャバ嬢扱いしたり、セクハラや過度なボディタッチ。差別的な発言を重ねるなど、やりたい放題の男性陣。そして、ついに女性たちがブチ切れます。先陣をきったのは、三船さんでした。

「酔った男性が女性の胸に顔をうずめたんです。それを見た瞬間、なにかがプツーンと。

 とっさに出た言葉は、自分でも驚くくらい低い声でした。

『お前、なにしとるんじゃ』と言って、男性の腕を軽く引っ張りました。すると『ひぇ』と情けない声を出して、男性が仰向けに倒れてしまって……」

レッドカードを出す女性
 倒された男性は、

「冗談じゃん(笑)。なに本気にしてるんだよ」とボソッとつぶやいたそうですが……。

「『いじめも、セクハラもそう。傷つける側は、いつも同じこと言うよね』と、もう怒りをそのままぶつけました。ここにいるのは、大半が30歳をすぎたいい年の大人です。中には子どもがいて、父親になっている人も少なくなかった。だから聞いてみたんです。自分の子どもたちが、下品なおっさんに体中をべたべた触られたり、家政婦のような扱いを受けて、『冗談じゃん』『本気にしてダッさ(笑)』って言われても許せるの? と。その瞬間、場がうそのように静まり返りました。そしてリーダー格の男性から、消え入るような声で『ごめんなさい……』と謝られたんです」