◆この問題に終止符を打とうとするも、先生は…
ケンタさんの話によると「ずっとちょっかいを出され続けて、やめてと言ったり、やり返したりしていてもやめてくれなくて、ついに許せなくなってその子を叩いてしまった」のだそう。
もちろん相手を叩くなんて言語道断。
その一方「息子にとって限界だったのだな」と思うと叱る気にはなれなかったと伊藤さんは言います。
そこで、この問題に終止符を打つべく、先生に事の経緯を話し「先方の保護者と話したい」と相談。
すると先生は、ことを大きくするのを恐れたのか、断固反対。
息子がいままでちょっかいを出されて困っているというのを伝えても、先生から見ると「いつもじゃれあっていて仲良く見える」と押し切り、本人が嫌がっていることを理解してもらえなかったと言います。
さらに先生は「いかなる理由があっても暴力はいけないので、そうご指導ください」の一点張りだったそう。
この言葉に腹が立った伊藤さんは「相手に嫌だと伝えてもやめてもらえず、ついに限界で相手を叩いてしまった。叩いたことは良くないと十分理解していますが、では息子は、自分で抵抗をする以外にどうしたらよかったのでしょうか。やられっぱなしに堪えるしかなかったのでしょうか」と先生に質問。
すると先生は「うーん、でも暴力は絶対にいけません」としか言うことはなかったそう。
「何を言っても気持ちを汲んでもらえない先生に絶望しました。息子の気持ちも尊重してくれてもいいのにという悔しい気持ちでいっぱいです」