4 「ポイ活」に熱心すぎる
ポイ活に熱心すぎる夫婦も貧乏になる傾向があります。
買い物の目的がポイント獲得になると、ムダな支出がふえて家計の赤字を招きます。夫婦そろってポイ活に熱心な場合は特にその危険性が高いでしょう。
そもそも、1回の買い物で獲得できるポイントは購入価格の0.5~1%、多くてもせいぜい5%前後です。
たとえば、1万円の商品を購入した場合のポイントは50~500円。1回スイーツの購入を我慢すれば回収できる程度の金額でしかありません。
そんな少額のために必要ないものを買えば、その方が家計には大きな損失です。それがわからない夫婦は脱・貧乏は厳しいでしょう。
5「分割払い」や「リボ払い」を頻繁に行う
分割払いやリボ払いを頻繁に行う夫婦は極貧になる可能性が高いです。
分割払いやリボ払いは、翌月に支払額を全額払っても金利手数料がつきます。金利の相場は年利15%。かなりの高利率です。
特に注意すべきはリボ払いです。
リボ払いの場合、事前に決めた一定額を超える支払い額の返済は翌月以降に先送りされ、その分借入残高が増えます。当然そこには毎月金利手数料が加算されますので、リボ払いの回数が多いほど借金が急ピッチで増えていきます。
それが原因で多額の借金を抱え、生活が困窮する夫婦も少なくありません。
貧乏につながる誤ったお金の使い方を改めよう
以上で紹介した5つの行為はすべて貧乏につながる誤ったお金の使い方です。それらの行為を改めるだけでもムダな支出が減って貯蓄が増えていきます。それによって早期に脱・貧乏できる可能性も高いでしょう。
文・大岩楓
元銀行員ライター。預金・為替業務に長く携わった経験をもとに、節約などの記事を多数執筆。現在はジャンルを広げて教育系の資格を生かした記事まで幅広く執筆。