何も言わずに部屋から飛び出した加奈子さんは、電車に乗り込みLINEを開くと、Sさんをブロックしました。
「今まで不毛な時間を過ごして、もったいない事をしたなと後悔してます。奥さんやお子さんにも悪かったですし、これからはもっと自分をしっかり持って、私を丸ごと好きになってくれる男性を見つけたいと思います」
<文&イラスト/鈴木詩子>
【鈴木詩子】
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop