そんな野田に、決勝進出者選出について気になる発言があった。
「2年かけて(決勝に)上がるってシステムないですか? 『M-1』って」
当然、『M-1』の公式ルールにそんなシステムはないし、そう明言している審査員がいるわけでもない。だが、野田の解説にはやはり現場を知っている人間ならではの説得力が宿っていた。
「去年、もう準決でウケてて、すごい話題になって、そのとき上がれなかったけど、その次の年、去年の貯金があって『合わせ技決勝上がり』があるんですよ」
この話に、相方の村上とナイツの2人も大いに賛同。塙は「同率になったときに、去年も次点だったしっていうね」と首肯していた。
さらに野田が話を続ける。
「決勝上がって、どのネタやりますか? って相談するときに、めっちゃ全ネタを(運営が)メモってたから、把握してるんですよ、こっちのネタを全部。去年のネタも全部覚えてるから、蓄積がまったくないというわけではない大会だと思うんですよ。すごい情報量ですよ。審査員もずっとそれ見てきてるし」
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