森田の三四郎・小宮浩信とウエストランド・井口浩之に対する評価は極めて高い。21年10月に公開されたYouTube「佐久間宣行のNOBROCK TV」に出演した際に、佐久間氏に「東京で、すげぇなこいつと思った芸人は?」と問われ、2人の名前を即答しているほどである。

「『ふくらむスクラム!!』とかから、崩れちゃったんですよ。8年周期が」

 森田がここでいう「8年周期」とは、フジテレビの片岡飛鳥氏らが唱えた「お笑いは8年ごとに新しいスターが誕生する」という独自の説にちなんだ企画。『めちゃイケ』を生んだ92年の『新しい波』に始まり、00年には『新しい波8(なみはち)』をスタートさせて『はねるのトびら』へと成長させている。

 その後、08年の『新しい波16(なみいろ)』には、かまいたちやニッチェが参加。この『なみいろ』が、森田が「崩れ始めた」と言った『ふくらむスクラム!!』の前身である。

 16年には『新しい波24(なみにじ)』。霜降り明星、ハナコ、吉住、ゆりやんレトリィバァという後の賞レース覇者をはじめとして、ロングコートダディ、さや香、四千頭身らが参加していたが、こちらは『AI-TV』という、もう誰も覚えていないAI番組に進化を遂げた。