若いうちは想像すらできなかった老後のことも、40代ともなると少し現実的に考えてしまうもの。老後資金を貯めていかなければいけないけれど、親の介護や子供の教育費、住宅ローンなど、いま必要になるお金も多くあり、どうしたら良いかわからないと考える人も多いのではないでしょうか。

そこで、今回は40代の方々がどれくらいの貯蓄をしているのか、そしてこれからどのように増やしていけばいいかについて解説します。

40代の平均貯蓄額

40代の平均貯蓄額はいくらくらいでしょうか。金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(令和元年)」によると、次のような金額になっています。

世帯主40代の金融資産保有額

単身世帯 二人以上世帯
金融資産を保有
していない世帯を含む
金融資産
保有世帯のみ
金融資産を保有
していない世帯を含む
金融資産
保有世帯のみ
平均 564万円 972万円 694万円 880万円
中央値 50万円 375万円 365万円 550万円

この金額には貯金だけではなく、生命保険や投資信託、その他の金融商品も含まれています。中央値とは、データを大きい順に並べたときの中央になる値のことです。データの分布が偏っている場合は、少数の極端に大きな(小さな)数字に影響されない「中央値」の方が「真ん中の代表的な値」として参考になるでしょう。

詳細はこちら。

40代の平均貯金額はいくら?老後まで間に合う?(2020/07/05公開)

老後のお金、結局いくらかかるの?

あわせて退職した後の単身世帯の収入と支出についても確認しておきましょう。

60歳以上の単身無職世帯の世帯収入は月に12万93円、それに対して支出は14万3,959円です(総務省統計局「2016年家計調査報告(家計収支編)」による)。単純計算で毎月3万6,311円の不足が出てしまいます。

たとえば65歳で退職すると、80歳までの間に足りなくなる額は以下のとおりです。

3万6,311円×12ヵ月×15年=653万5,980円

この統計は男性独身者も含むため、女性のみの収入・支出とは異なるでしょうが、ある程度は参考になるでしょう。

マイナス分を貯蓄で補う必要がありますから、どのように増やすかしっかり考えて行動しなければいけません。

詳細はこちら。

結局みんな「いくら」貯めてるの? 40代独身女性の貯金事情(2018/05/11公開)

アラフォーの貯金のポイント

月々の貯金額は収入の変化で見直そう

40代になると、責任のある仕事を任されることも増え、それに伴って収入も変化します。30代の時に給料の手取りの20%の貯金額が、40代でも手取りの20%であるとは限りません。収入が増えたら月々の貯金額も増やしていきましょう。

目標を持って貯金をすることで対策が取れる

40歳を超えるとそろそろ老後のことも考えたいところ。月々の貯金額だけではなく、具体的な金額の目標も持ちましょう。

60歳までに◯◯万円貯める!と決めることができればいいですが、それが難しい人は、「40代で年収の3倍のお金を貯める」ことを目安にしてみてください。

もしかすると月々の貯金額では達成が難しいかもしれませんが、具体的に金額が決まると、ボーナスからの貯金額をもう少し増やしたり、投資で年間3%のリターンを目指してみたり、と目標に向かって対策を取ることができます。

詳細はこちら。

アラフォーで貯金毎月10万円は少ないの?大切なのは金額より貯蓄率(2019/04/11公開)

貯金ゼロでもまだ間に合う

これまであまり積極的に貯蓄してこなかった40代の方もいるかもしれません。老後のためにこれから貯蓄を始めようという方も、老後まで20年あればまだ十分間に合います。まずは計画を立てるところから始めてみませんか。

文・fuelle編集部

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