■復元された「箱館奉行所」
復元された奉行所は、靴を脱いで中を見学することが可能。入ってみると、とても開放感のある、木の色彩が美しい空間が広がっていました!
迷路のような作りの奉行所はかなりの部屋数で、ここで名だたる英雄たちが行き来したのかと思うと歴史ファンはたまらないはず。
奉行所内では希望すれば職員の方による説明を受けることも可能。iPadを使って奉行所の歴史を教えてくださいます!
やはり職員の方の熱のある言葉で聞くと歴史の感じ方も違うというもの。聞いた後はより一層、奉行所探索を楽しむことができました。
(今回、説明をしてくださった職員の田原さん)
現在は新型コロナ防止のため、時間は5-10分ほどで人数も制限しているのだそう。日によっては難しい場合もあるので、余裕をもって申し込むのがオススメです。
奉行所内には五稜郭の歴史や作りなどを詳しく説明したゾーンも。当時の美しい空間を堪能するもよし、歴史をしっかり学ぶもよしの、盛りだくさんな施設です。
■公園に生まれ変わった城郭
もうひとつ公園内でしっかり堪能したいのが、美しい自然。箱館戦争後は沈黙の場となっていた敷地ですが、大正3年に一般開放。そこから10年かけて約1万本のサクラが植えられるなどされたそうです。
現在では、秋は紅葉、冬は雪景色のライトアップ、春は桜を見ながらジンギスカンができる市民の憩いの場ともなっています。
紅葉を見上げれば五稜郭タワーが。なんだか見守っているようでホッコリしますね。
かつては戦の舞台であり、時を経て美しい敷地となった五稜郭公園。また安心して行き来できる時が来たら、歴史の息吹を感じつつ散策してみてはいかがでしょう。