女性恐怖症・男性恐怖症とは?
異性に接するとき、ひどく緊張する
女性恐怖症・男性恐怖症…あまり聞きなれない言葉ですが、悩んでいる人は多いんです。異性と接するときにひどく緊張してしまい、コミュニケーションが取れない症状のことを指しています。
異性と密室空間で二人っきりになると、緊張のあまりパニックを起こしてしまうケースがあるため放置すると危険。神経をすり減らしてしまって吐き気・めまいに悩まされる人もいるんです。
とにかく異性が苦手
体にはっきりとした症状がでなく、異性とのコミュニケーションがある程度取れる人だとしても女性恐怖症・男性恐怖症を抱えているパターンもあります。
「彼氏がいるけど男性恐怖症」という人もいるんですよ。症状の度合いが個人によって大きく変わるため、自分が恐怖症を抱いていることに気づけないことも少なくありません。
吐き気やめまいはしないけど、恋人といるとなんだか落ち着かなくて会話が続かない。異性といるのがとにかく苦手…それはもしかすると女性恐怖症・男性恐怖症かもしれませんよ。
女性恐怖症の特徴
「緊張」がすべてを邪魔する
男性が抱える女性恐怖症には「緊張」という大きな特徴があります。女性と対面してしまうとひどく緊張してしまい、本来の能力が発揮されなくなってしまうんです。
女性が近づくと動揺してしまい、本来の自分を失ってしまう…それが女性に対する恐怖に変わってしまいます。女性の前で恥をかいたらどうしよう、かっこ悪く思われたらどうしよう。そんな気持ちが心のどこかにあるんですよ。
コミュニケーションが上手く取れない
男同士ではしっかりコミュニケーションが取れて、仕事もはきはきこなせる。でも女性とはコミュニケーションが取れない。こんな特徴が女性恐怖症を抱える男性にはあります。まるで人が変わったようにコミュニケーションが取れなくなってしまうんです。
会話はおろか、同じ空間に女性がいるだけで耐えられないと訴える男性もいます。仕事やプライベートで異性と上手く会話ができず、チャンスを逃してしまう人がいるんですよ。
もしかして女性恐怖症?セルフチェック
①女性と話すとき、汗をかいてしまう
女性と一緒にいて緊張してしまう男性は、ハンカチで拭いても拭いても汗が止まらないという症状を抱えているケースが少なくありません。女性と一緒にいるとハンカチが手放せない、手汗が止まらない…そんな症状にチェックが当てはまれば女性恐怖症かもしれません。
異性に対して恐怖・苦手意識があることで神経系が過敏に働いてしまうことが原因で、汗が出るという身体症状が表れてしまうんです。
②女性を目の前にすると、言葉が出てこない
別に人との会話が苦手な訳ではないのに、女性を目の前にすると言葉が上手く出ずたどたどしくなってしまう。そんな自覚症状があるなら、もしかすると女性恐怖症かもしれません。
言葉が出ない、というのは女性とのコミュニケーションに恐れを抱いてしまっているため起きてしまうことです。「お前、女性の前だと人が変わったように喋れなくなるよな」と友人や同僚に言われることがあるなら、女性恐怖症の可能性大ですよ!
③電車やバスで女性が隣になると焦る
女性恐怖症を抱いている人は、会話のシーン以外でも深刻な問題を抱えることがあります。不特定多数の人と同じ空間に居合わせる電車やバスなどでパニックになってしまうことがあるんです。
電車で隣に女性が座り、焦ったり緊張してしまうなら女性恐怖症の可能性が高いでしょう。人はパーソナルスペースに他人が入ると自然と不快感を覚えるものですが、女性恐怖症の場合は感じる度合いが違います。
動悸やめまいが起こってしまったり、隣に座っていられなくて移動しないとどうにもならない…ということが起こってしまうんですよ。普段の自分の行動をチェックしてみてください。
④女性と話すとき「嫌われたらどうしよう」と思ってしまう
別に話が全くできないわけではないけれど、「嫌われたらどうしよう、と考えてしまって思うように話せない」と感じていませんか?それも女性恐怖症の症状のひとつです。
女性と話をすることは何とかできるこのタイプは、女性恐怖症と自覚することがなかなかできないため症状を改善するきっかけに恵まれません。
「嫌われたらどうしよう」と思うことが原因で建前で接してしまい、恋人や家族との関係に亀裂を生じさせてしまうことがしばしばあるんです。
⑤初対面の女性となるべく話したくない
仕事やプライベートで新しい異性との出会いがあったとき、「話をしないで済むなら…」と感じてしまうようなら女性恐怖症かもしれません。
異性と話すだけでもハードルを高く感じてしまう女性恐怖症の男性は、初対面の女性を目の前にすると症状が顕著に表れるようになります。
新しい出会いから人間関係が広がりにくいため、恋人ができずに婚期が遅れてしまう。こんなことも少なくないんですよ。初対面の女性ともっと話せるようになりたい、と思うなら頑張って克服する努力が必要になってきます。
男性恐怖症の特徴
「怖い」感情が強い
女性恐怖症と同じく異性とのコミュニケーションに弊害が出てしまう男性恐怖症。大きく違うのは恐怖が全面的にあることです。女性が抱える男性恐怖症は、緊張ももちろん含んでいますが「怖い」という心理から弊害が起きてしまう傾向にあります。
恐怖感情が原因で症状が出てしまうため、女性恐怖症を抱えている男性よりも問題が深刻になりやすいです。症状がひどくなると社会生活に影響が出てしまい、辛い毎日を送る女性が少なくありません。
恐怖感情からうつを引き起こしてしまう可能性も考えられるため、日常生活に支障をきたしてしまうようであれば専門医の治療が必要になります。
パニック・過呼吸を引き起こすことも
恐怖感情があまりにも大きいと、パニックや過呼吸で倒れてしまうケースがあります。「こんな症状が出てしまうのは自分が弱いせいだ」と責めてしまう人が多く、改善の一歩が踏み出せないのも特徴のひとつ。
周囲に相談することができず症状を深刻化させてしまい、社会生活についていけなくなってしまう場合もあるんです。適切にカウンセリングや治療を受ければ社会生活が無理なく送れますが、一人で抱え込んでしまうと心だけでなく体にも大きな影響が出るようになってしまいます。
動悸やめまいを感じる人もいる
パニックや過呼吸など日常生活に大きく影響するほどでなくても、動悸やめまいを感じる女性もいます。「体調がただ単に悪いだけ」と思ってしまい、男性恐怖症からきている症状だと気付けないことに大きな問題があるんです。
低血圧の女性だと、普段から軽いめまいに悩まされていることが多いので「血圧のせいだ」と勘違いしましまいます。そのため気付かず放置してしまうことがあるので、セルフチェックで男性恐怖症に当てはまるかどうか確認してみましょう。
男性恐怖症かも?セルフチェック
①体の大きな男性が近づくと怖い
もし、「大柄な男性が近くにいるとそれだけで怖い」と感じることがあるなら男性恐怖症かもしれません。体の大きい人が近くにいたら誰でも驚いたり圧迫感を感じるものですが、恐怖を大きく感じるのなら危険信号です。
女性が抱く男性恐怖症の大きな心理の特徴は「怖い」感情でしたね。普段からこんな気持ちになることが多いのなら、男性恐怖症かもしれないと疑ってみてください。
②エレベーターなどで男性と二人になるとパニックになる
男性恐怖症の特徴としてあるのが、密室空間に男性と一緒に閉じ込められるとパニックを引き起こしてしまうというものです。恐怖感が襲ってきて精神のコントロールができなくなり、パニック症状を起こしてしまうということがあります。
普段オープンな空間ではパニックを起こさないのに、エレベーターなどの密室に閉じ込められると急におかしくなる…そう思い当たるなら男性に対して何らかの恐怖を抱えている証拠です。
③男性の下ネタが大嫌い
女性恐怖症とは違い、男性恐怖症では男性の下ネタがキーになってきます。男性恐怖症を抱えている女性は、普段の会話や飲み会などで男性が発する下ネタにひどい嫌悪感を示す症状が出る場合があるんです。
すべての男性恐怖症を抱える女性に表れる訳ではありませんが、もし男性の下ネタに過剰に反応してしまう自分がいるなら恐怖症であることを疑ってみてください。
④男性の視線が怖い
男性に見られている、と思っただけで恐怖を感じてしまうのであれば男性恐怖症の可能性があるでしょう。恐怖症を抱えていない人は、男性の視線を感じても怖いとは思いません。むしろ「何か用事かな」とコミュニケーションを取りにいくのが普通です。
むしろ「何か用事かな」とコミュニケーションを取りにいくのが普通です。視線を感じると避けたくなる、なるべく接触したくない…と感じてしまうなら要注意。視線が怖いと仕事はもちろん、恋愛にも影を落としてしまいます。
⑤彼氏といると上手く話せない
彼氏持ちのような女性であっても男性恐怖症を抱えている場合があります。吐き気やめまいなど身体的に問題が出なくても、「彼氏と会話ができない、近づかれると怖い」という症状が出てしまうんです。
身体症状が出ないので男性恐怖症と気付きにくく、恋愛が上手くいかないのは自分のせいと性格のせいにしてしまうことが多いため注意が必要。同性とは問題なく話せるのに、彼の前だと言葉が詰まってしまうなら男性恐怖症かもしれません。