肩幅が広く見える原因とは?
①肩甲骨の歪み
肩幅が広くなる原因に、肩甲骨の歪みが考えられます。肩甲骨とは、肩の後ろ側に位置する骨のことです。この肩甲骨の位置がずれてしまうと、肩の位置が横に広がって行きます。その結果、肩や二の腕が太く見えてしまうのです。
また肩甲骨が歪むと、周りの筋肉もどんどん衰えていきます。その結果、更に骨格が歪んでいき、肩周りが太って見える…という悪循環に陥ってしまいますよ。肩幅をスッキリ細く見せたいのであれば、肩甲骨の歪みを矯正することが大切です。
②老廃物が溜まっている
老廃物の蓄積も、肩幅が太くなってしまう原因の一つです。肩をあまり動かさない、運動不足の人に多く見られる状態です。肩周りを動かさないと、リンパの流れや血行がどんどん悪化していきます。すると、本来排出されるべき老廃物が、肩の筋肉に溜まってしまうのです。
その結果肩周りがむくんでしまい、肩幅が広く見えるようになるのです。また老廃物の蓄積によって、セルライトや脂肪が付きやすい状態になったり、肩凝りが悪化したりといった弊害も生まれます。肩周りを小さくしたいのなら、血行を良くすることが大切ですよ。
③筋肉が発達しすぎている
肩幅が広くなる原因として、筋肉が発達しすぎていることが挙げられます。肩周りには、様々な筋肉が存在しています。その中でも、肩を覆っている「三角筋」と呼ばれる筋肉が張っていたり、大きくなっていたりすると、肩が横に広がってしまうのです。
三角筋の発達には、トレーニングのやりすぎが関係していると言われています。肩幅を狭くしたいのであれば、肩周りを鍛えるトレーニングは控えるようにしましょう。
④二の腕が太い
二の腕の太さも、肩幅が広く見える原因の一つです。二の腕は意識的に動かさないと、脂肪やむくみが発生しやすい部位です。日頃トレーニングやマッサージをしていない人は、二の腕に脂肪がついてしまい、結果肩が大きく見えてしまうのですよ。
⑤幼少期のスポーツ
肩幅の広さには、幼少期にやっていたスポーツも関係していると言われています。子供の頃に上半身の筋肉を使うスポーツをしていると、肩周りの骨格がガッチリとしてしまいます。特に水泳は肩を大きく回すため、肩幅が広くなりやすいですよ。
ストレッチ|肩幅を狭くする方法3選!
①巻き肩矯正ストレッチ
肩周りを小さくしたい方は、巻き肩矯正ストレッチを行なってみてください。肩周りにある筋肉をほぐし、肩甲骨を正しい位置に戻すためのストレッチです。筋肉を柔らかくすることで、ショルダーラインが綺麗に整うと言われていますよ。
朝起きた時や寝る前など、短時間で手軽にできるストレッチです。肩周りの血流が良くなるので、肩凝り解消効果にも期待できますよ。肩幅を狭くしたい女子の皆さんは、是非やってみてくださいね。
巻き肩矯正ストレッチ やり方
- 布団やヨガマットなどを敷き、四つん這いの姿勢になります。
- 手のひらを見せるように、右腕を横に伸ばします。
- 上体を落とし、腕を伸ばした方の肩を床に近づけていきます。
- 肩が床についたら、腕を上げていない方に体を捻ります。
- この状態で、10秒ほどキープしましょう。
- ゆっくりと四つん這いの姿勢に戻り、左腕も同じようにストレッチします。
②肩回しストレッチ
肩幅を狭くしない女子の皆さんには、肩回しストレッチもおすすめです。肩を回すだけでできるストレッチなので、休憩中やお風呂上がり、寝る前など、スキマ時間で取り組むことができます。ただ肩を回すのではなく、肩甲骨を動かすイメージで行なってみてください。
肩幅が小さくなるのはもちろん、肩凝り改善や姿勢矯正などにも期待できます。肩周りの老廃物が流れるため、ダイエット効果もあると言われていますよ。是非、このストレッチを試してみてくださいね。
肩回しストレッチ やり方
- 両手を曲げ、手の先を両肩の上に乗せてください。
- 肩甲骨を動かすイメージで、前に10回まわします。早く回すのではなく、ゆっくりと行うのがポイントです。
- 前に回し終わったら、次は後ろへ10回まわしましょう。
- このセットを3回ほど繰り返してください。
③肩甲骨剥がしストレッチ
肩甲骨剥がしストレッチも、肩幅を狭くしない女子におすすめの方法です。肩甲骨が凝り固まっていると、骨格が歪んでしまい、肩が横に広がってしまいます。固まっている肩甲骨をほぐしてあげることで、肩周りを小さく縮めることができると言われていますよ。
「肩甲骨剥がし」と言うと難しそうに思えますが、実は自宅などで簡単に行えます。以下の動画ややり方を参考にしながら、実際に取り組んでみてくださいね。
肩甲骨剥がしストレッチ やり方
- 腕を軽く上げ、脇の下にある大胸筋を掴みます。
- 肩が耳の横にくっつく程度まで、腕を持ち上げます。
- この状態を3秒キープした後、腕を下ろします。
- この動作を、片腕ずつ1分ほど繰り返しましょう。
トレーニング|肩幅を狭くする方法3選!
①リバースプッシュアップ
リバースプッシュアップも、肩幅を狭くしたい女子におすすめです。二の腕を鍛えて痩せることにより、肩幅を狭く見せることができますよ。腕の下にある筋肉が鍛えられ、たるみ防止にも効果を発揮します。肩幅が狭くなるだけでなく、二の腕が痩せる一石二鳥のトレーニングです。
リバースプッシュアップ やり方
- 椅子を用意して、背を向けて立ちます。
- 足を肩幅よりも広めに開き、椅子を縁に手をかけます。
- 5秒数えながら、腰を落としていきます。
- 太ももが床と並行になるくらいまで腰を落としたら、その状態を5秒キープします。
- 5秒数えながら、元の体勢に戻りましょう。
- これを30回程度行なってください。
②タオルエクササイズ
肩幅を狭くしたい方には、タオルエクササイズもおすすめです。タオルを使った簡単な運動で、思いついた時などに手軽に取り組めますよ。肩甲骨周りの筋肉を鍛え、肩を正しい位置に戻す効果があります。肩の脂肪が落ちるため、ダイエットにもなりますよ。是非取り組んでみてください。
タオルエクササイズ やり方
- フェイスタオルを広げて、両手で持ちます。
- タオルを持ったまま、腕を真っ直ぐ上に上げます。
- タオルを持った腕を、頭の後ろに下げてください。
- 再び頭上に両腕を上げます。この動作を繰り返してください。
③肩の上げ下げトレーニング
肩を上げ下げするトレーニングも、肩周りが痩せるとおすすめの方法です。肩甲骨周りの筋肉を引き締め、華奢なショルダーラインを作ることができますよ。肩周りがキツいと感じる程度までやれば、早く効果が出ると言われています。
タオルエクササイズ やり方
- 鼻からゆっくりと息を吸いつつ、肩をギュッと上に持ち上げます。
- 吸いきったら、今度は息を吐きつつ、肩を元の状態に戻してください。
- この動作を10回程度繰り返します。