基本|日本人の目の色の種類3選!

①茶色

日本人に一番多い目の色が、茶色だと言われています。日本だけでなく、世界で見ても最も割合が多い色ですよ。瞳孔の周りの虹彩部分が、色彩の薄い茶色の人は、ブラウンアイだと言えるでしょう。

茶色の瞳を持つ人は、それぞれ黄味や赤みの強さに違いがあるのも特徴です。明るい太陽の下で見ると、黄色と赤のどちらが強いかわかりやすいですよ。

日本人や世界で茶色の瞳が多いのは、遺伝子が大きく関係していると言われています。茶色は優性遺伝子なので、他のカラーよりも子供に引き継がれやすいのです。例えば、黒い瞳と茶色の目の人が結婚した場合、子供は高確率でブラウンアイになりますよ。

②こげ茶色

こげ茶色の瞳も、日本人に多い目の色です。特に太陽光が強い地域に住む人は、目の色がこげ茶になりやすいと言われています。茶色と似て見えますが、こげ茶の方が黒目と白目の境目がクッキリとしています。目力が強く、引き締まった印象を与える目ですよ。

黒よりも明るいけれど、茶色と比べると暗い色に見えるという場合は、高い確率でこげ茶色でしょう。明るい場所で見ると、より自分の目の色がわかりやすいですよ。

③黒色

黒い瞳も、日本人の基本の目の色です。世界の中で見ると、黒い目の人の割合は、日本を含むアジアに多いと言われています。ただし、本当に真っ黒の瞳という人は珍しいともされていますよ。

「日本人だから、自分の目の色は黒だろう」と思っている人は多いでしょう。しかし実際は、少し茶色がかった黒色なのです。そのため、日本人だからと黒いカラーコンタクトを付けても、違和感のある仕上がりになってしまいます。また黒い目を持つ人は、髪の毛が真っ黒であることも多いと言われていますよ。

珍しい|日本人の目の色の種類4選!

①ヘーゼル

日本人に珍しい目の色として、ヘーゼルが挙げられます。ヘーゼルとは、茶色の中に少しグリーンが入ったような色味を指します。ヘーゼルアイの人の割合は非常に少ないため、見たことがないという人も多いでしょう。ヨーロッパでは、比較的よく見られる目の色でもあります。

ヘーゼルアイには、目の色素が大きく関係しています。目の中には青色、黄色、茶色の3つの色素があると言われています。この黄色と茶色が強く出た場合、ヘーゼルアイが生まれますよ。

②グリーン

グリーンも、日本人には珍しい目の色だと言えるでしょう。世界で見ると、北欧の方にグリーンアイを持つ人は多くいます。しかし日本でグリーンアイが生まれる割合は、非常に少ないと言われていますよ。北海道や東北地方などで、稀に見られる色の一つです。

グリーンアイは目の中の色素が薄いため、太陽光を眩しいと感じやすいのが特徴です。また紫外線を浴び続けることで、目の色が変化していき、グリーンから茶色になる人も珍しくありません。

③アンバーアイ

アンバーアイも、日本人では珍しい目の色です。黄色みの強い茶色のようなカラーで、「琥珀」と呼ばれることもあります。オオカミの瞳のように見えるということから、外国では「ウルフアイズ」という名前がつけられていますよ。日本ではほとんど見られない色ですが、九州地方ではアンバーアイが生まれることがあります。

黄色い色素である「アンバー色素」が強く出ることで、アンバーアイが生まれると言われています。しかしアンバーは劣勢遺伝子なので、茶色の色素の方が強く出ます。結果的に茶色の瞳が増えるため、アンバーアイはほとんど生まれません。

④ブルー

青の瞳は外国人に多い色ですが、日本人でも稀にブルーアイを持つ人が生まれます。東北地方の一部や北海道などで、比較的見られる色だと言われていますよ。反対に他の地域では、青い瞳の日本人はほとんどいません。

また生まれたときは青い瞳でも、成長するごとに茶色に変わっていくのも特徴です。成長した後も目の色がブルーの日本人は、大変珍しいと言われています。

同じ日本人で目の色が違う理由とは?

①体内のメラニンの量

目の色は、体内のメラニン色素の多さで決まると言われています。メラニンとは、紫外線を吸収する物質のことを指します。メラニンの量が多ければ多いほど、目の色は暗くなっていくのです。反対にメラニン色素が少ない人は、明るい瞳になりますよ。

メラニン色素は、瞳だけでなく髪の毛や肌にも含まれています。そのため、目の色が暗い人は髪や肌のトーンも低く、瞳が明るい人は色白・茶髪になるのが特徴です。

②遺伝子の関係

目の色の違いには、遺伝子も大きく関係しています。瞳の色には、茶色、黄色、青の3種類の色素遺伝子が関与します。この3種類の中では、茶色が最も優性な遺伝子だと言われていますよ。そのため、必然的に茶色の瞳が多く生まれるのです。

③紫外線を浴びる量

瞳の色には、紫外線を浴びる量が関係している、とも言われています。日本はヨーロッパなどに比べると、紫外線の量が非常に多いです。そのため、紫外線から目を守ろうと、瞳の中にメラニン色素が大量に作られます。メラニン色素が増えることで、目の色が茶や黒になるのですね。

ただし同じ日本でも、紫外線が弱い地域に住んでいる、メラニンの生成が低いという人もいます。そういった人々は、目の色が薄くなりやすいと言われていますよ。元々茶色の瞳だった人が、日照時間の短い場所に住むようになって、目の色が変化したという事例もあります。