◆「エンパワメント」が購入動機に

女性の現実を尊重したものづくり、女性への抑圧をはね返してやる!というお行儀の悪さ――服をとおして伝わってくるその姿勢に、エンパワメントされる女性は多いだろう。

食材では「生産者の顔が見える」が購入の動機になりやすい。洋服やアクセサリー、その他の日用品も、顔の見える作り手とその心意気に賛同して購入する、というスタイルが、これまで以上に増えそうである。

<文/三浦ゆえ>

【三浦ゆえ】

編集者&ライター。出版社勤務を経て、独立。女性の性と生をテーマに取材、執筆を行うほか、『女医が教える本当に気持ちのいいセックス』(宋美玄著、ブックマン社)シリーズをはじめ、『50歳からの性教育』(村瀬幸浩ら著、河出書房新社)、『リエゾン-こどものこころ診療所- 凸凹のためのおとなのこころがまえ』(三木崇弘著、講談社)、『新生児科医・小児科医ふらいと先生の 子育て「これってほんと?」答えます』(西東社)などの編集協力を担当。著書に『となりのセックス』(主婦の友社)、『セックスペディアー平成女子性欲事典ー』(文藝春秋)がある。