聖神社の歴史・御祭神やご利益は？お守りの種類一覧も

①歴史

埼玉県秩父市に鎮座する「聖神社」は、日本初の流通貨幣である『和同開珎（わどうかいほう）』の鋳造と深い関わりがある神社です。創建年代は和銅元年（708年）と伝えられていますね。和銅（自然銅）の発見と朝廷への献上をきっかけに、銅そのものを御神体として祀ったのが始まりだったと言われています。

和銅が発見されたことは、年号が「和銅」へと改元されるほど大きな出来事でした。和銅の献上に喜んだ元明天皇は、『和同開珎』の鋳造を命じたと言われています。聖神社は、養老6年（722）に、元明天皇が合祀されたことをきっかけに、秩父の総社と称されるようになりました。

現在の社殿は宝永6年（1709年）に今宮神社の本殿として建立されたものです。昭和39年（1964年）の移築を経て、聖神社の社殿となりました。秩父市に残る江戸時代中期の建造物として、秩父市有形文化財に登録されています。

②御祭神とご利益

聖神社は、創建当初は4柱の御祭神をお祀りしていました。鉱山や鍛冶・鋳物の神様である「金山彦尊（かなやまひこのみこと）」、国土形成の神様である「国常立尊（くにのとこたちのみこと）」、日本の総氏神である「大日孁貴尊（おおひるめのむちのみこと）」（※天照大神の別名）、「神武天皇」の4柱ですね。

また、『和同開珎』の鋳造を命じた「元明天皇」も、崩御後に合祀されました。日本で始めて作られた貨幣ゆかりの神社であるだけに、金運隆昌のご利益があるとされています。一般では、「銭神様」という愛称で呼ばれるほどですよ。

国土形成や日本の総氏神様も合祀していることから、商売繁昌や災難除けのご利益も期待できますが、あまり知られてはいません。聖神社のご利益は、金運特化と行っても良いでしょう。

③お守りの種類

聖神社のお守りは、金運のご利益が授かれる種類のものが大半です。もちろん、災難除けなどのご利益を持つものもありますが、全国的にも人気が高いのは、やはり金運隆昌のお守りですね。『和同開珎』や金運の縁起物をモチーフにした種類が多く、色も金運を表す黄色や金色が多く使われています。

また、神社の境内には、金運のご利益を授かった方たちからのお礼状がたくさん展示されています。宝くじに当選したという声も多いので、お守りを購入して運試しをしてみるのはいかがでしょうか。詳しいお守りの種類は、次の一覧でチェックしてくださいね。

聖神社のお守り一覧

  • 銭神守り
  • 金運守り
  • 和同開珎守り
  • ムカデお守り
  • 開運ストラップ
  • 勾玉お守り
  • 招き猫守り（天然石）
  • 開運厄除け守り
  • 願い石

ムカデお守り｜聖神社のお守り【招財進寶】

①効果

聖神社のお守りで最も人気があるのは、二匹のムカデのイラストが目印の「ムカデお守り」です。効果は、「招財進寶（しょうざいしんぽう）」ですね。財を招き、宝が入ってくるという意味となります。

お守りのモチーフがムカデなのは、創建当時に、元明天皇から銅製のムカデの雌雄一対を神宝として下賜されたことに関係していると言われています。ムカデはお金や鉱山を象徴する、縁起の良い生き物だったのですね。御神宝の銅製のムカデは、聖神社の宝物殿で見ることができますよ。

②値段

秩父 聖神社に宝くじ持ってお参り。

— きょん (@kyon_kaminoyo) December 10, 2016

聖神社の「ムカデお守り」の値段は、300円です。お財布に入れられるカードタイプのお守りなので、金運を招くために持ち歩いてみましょう。また、聖神社では『和同開珎』マークの宝くじ入れも500円で販売されています。宝くじ入れの宝くじと一緒に「ムカデお守り」を入れるのもおすすめですよ。

 

銭神守り｜聖神社のお守り【金運隆昌】

①効果

聖神社には、「銭神守り」という効果が非常に分かりやすいお守りもあります。日本初の通貨である『和同開珎』をモチーフにしたお守りで、金運隆昌の効果があります。持っていれば、お金に不自由しなくなるとも言われていますよ。

②値段

聖神社の「銭神守り」は、500円で販売されています。通貨の表に『和同開珎』の文字があしらわれていて、裏に雌雄一対のムカデが描かれていることが特徴です。「銭神守り」をお財布に忍ばせておけば、お金を呼び込んでくれることでしょう。

金運守り｜聖神社のお守り【金運隆昌】

①効果

聖神社のお守りには、「金運守り」のように、お守り袋タイプのものもあります。名前が示す通り、「金運隆昌」の効果を持ちます。聖神社のお守りは特殊な形のものが多いので、オーソドックスな種類を探している方におすすめですよ。

②値段

聖神社の「金運守り」も、500円という値段で販売されています。黄色の布地に金色の刺繍が施されていて、風水的にも金運パワーで溢れているお守りですね。打ち出の小槌のように、金運を招くアイテムも描かれているので、効果も倍増です。

和同開珎守り｜聖神社のお守り【金運開運】

①効果

聖神社には、「和同開珎お守り」というお守りもあります。「銭神守り」同様、日本初の通貨である『和同開珎』をモチーフとしたものですね。効果は「金運開運」となるので、若干異なります。金運の「隆昌」は盛んになることや栄えることを意味しますが、「開運」は文字通り運が開けることですね。

②値段

聖神社の「和同開珎お守り」の値段も、500円となっています。チャームが付いているので、バッグなどに吊り下げて持ち歩くことができるタイプですよ。金運カラーの石と、古銭のレトロなデザインが素敵だと人気があります。お金関係の運を切り開きたいときにゲットしてみましょう。