【ベルク】のPB商品「くらしにベルク」は“面白いもの”を意識

2020年に4代目の社長に就任した原島社長(写真提供:ベルク)

――ベルクを経営する上で、特に力を入れていることは何ですか?

原島一誠社長(以下、原島社長) 大きく言うと「プライベートブランド(以下、PB)の商品開発」と「ほかのスーパーマーケットがやっていない販促」の2つですね。

――スーパーマーケットのPBは一般的に定番商品がシンプルなパッケージに包まれているイメージがあります。しかし、ベルクのPB「くらしにベルク」はちょっと変わった商品も多く、攻めている印象です。

商品名がユニークな「いとしのバナナカステラたち」107円 ※店舗・時期により価格が異なる場合あり(写真:ベルク公式インスタグラムより)

原島社長 PBの良さっていうのは、やっぱりパッケージも中身も自分たちで好きに作れる楽しさにあると思うんです。全国に大量の商品を安定供給しないといけない大手のメーカーさんと違って、PBは店舗数のキャパに合った数量を発注できるし、売れなかったら「これはやめちゃおう」っていうことができるので、より一層、自由で面白い商品を開発できますよね。

 そもそもスーパーの商品って80~90%はどこも同じような物を売ってるので、その中でお客さまに「ベルクは面白いものを売っている」と感じていただくことを強く意識しています。

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