【3】松本でSNS映えスポットめぐりプラン
美しい山々を身近にもつ岳都、開智学校など教育気質を受け継ぐ学都、音楽の街としての楽都から「3ガク都」のキャッチフレーズをもつ松本市。楽都として重要な役割を果たしているのが、まつもと市民芸術館。サイトウ・キネン・フェスティバルやオペラなど高レベルの公演が行われることでも有名ですが、不規則に開けられたパネルから注ぐ陽光が美しい大階段やシアターパークは一見です。
芸術館の斜め向かいに建つのが松本市美術館。松本市が生んだ世界的芸術家・草間彌生氏の作品が美術館前に鎮座しています。松本十帖「松本本箱」は、町から車で15分ほどの場所にある浅間温泉の一角にあります。
古い旅館をリノベーションして、ブックストアを備えたホテルになっています。なんとブックストアが元大浴場に設置されているのです。タイル貼りの元浴槽に座って本を読んでいると、おこもり気分で落ち着けるから不思議です。
【4】わさび畑からトットちゃんまで安曇野満喫プラン
安曇野と言えば、日本一と言われる大王わさび農場は外せませんね。広大な敷地内では、わさび農場の他、梅林や桜並木など季節を彩る散策路に、新鮮わさびを味わえるレストランやカフェもあり、ショッピングも楽しめます。
農場からほど近い場所には東光寺があり、お寺の門前には履くと幸せになれると伝えられる巨大な仁王様の下駄があります。日本近代彫刻の先駆者と呼ばれる荻原守衛(碌山)の作品を見学できる碌山(ろくざん)美術館も東光寺から5分の場所にあります。作品はもちろんですが、レンガ造りで教会風の建物も周囲の風景と相まって、とても叙情的な雰囲気が漂う素敵な空間です。
北アルプスのすそ野に位置し、絵本画家・いわさきちひろの世界観にあふれる美術館も立ち寄りたいスポットでお子様連れにおすすめです。黒柳徹子氏の著書『窓ぎわのトットちゃん』に出てくる電車の教室も再現されています。