お互いに助け合うべき存在として語られることも多い「家族」。居心地のいい関係でいることが理想的ですが、中には家族との折り合いがつかずに、離れることを決意した人もいるようです。

身内と縁を切った理由を、fumumu取材班が話を聞いてきました。

①選択肢が奪われる

「大学を卒業して働き始めたタイミングで、親と物理的な距離を取りました。地元を出て、簡単には来れない距離にある会社に就職。実家を出たことで、やっと自由になれました。

一緒に住んでいたときは、自分でなにかを選ぶことができなかったんです。親が決めたことに従わないと、ものすごい勢いで怒られる家庭だったので…。実家を出ることにも大反対されたけど、地元を出るほうが給料がいいから、仕送りをする約束をしてなんとか脱出。

ただ、そこは就職先に嘘の会社を教えて、私の跡を追えないように。もちろん、仕送りもなし! 大人になった今、やっと自分の人生を生きられている気がします」(20代・女性)

②お金の無心が…

「単純に、お金の無心がひどかったんです。学生時代にアルバイトを始めてから、すぐに『家にお金を入れなさい』が始まりました。

それも、私が稼いだほとんどを家に入れろと言われて…そのあたりから、家族から離れる方法を探し始めましたね。社会人になっても、そばにいたらお金の無心しかされないことはわかっていたから。

家を出られるタイミングで、なにも迷わずに家族から離れました。もう何年も会っていないですよ」(30代・女性)