◆感染リスクとは別の心配も多かった「マスク着用」
マスクで学校生活を送ることに疑問を感じながらも、前代未聞の事態に現状を受け入れるしかなかったことはみな同じ。ですが上田さんの娘はそのままクラスに馴染み切れず、学校で特定の友人ができるまでに相当の時間がかかったようです。
そんなマスクでの学校生活を見て、上田さんは疑問を感じたと言います。
「学校は勉強する場所ではなく、子どもたちが小さな社会を経験する場所でもあります。教室のエアコンが効かないほどに換気をした中で、徹底してマスク着用を指導し、おしゃべりを注意され、監視された中での学生生活はとても窮屈そうでした。
特に、外で行う体育の授業まで不織布のマスクを着用するよう当時指導していたのは、熱中症の危険もあり、呼吸も苦しくなるなど、感染リスクとは別の心配があるのではと思いました」
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