世界共通のヘルプサイン「#SignalForHelp」

 トロントにある「カナダ女性財団」が昨年提案したのが、世界共通のヘルプサイン「シグナル フォー ヘルプ」。オンライン通話中や外出先などで、DV加害者に行動を監視されている場合でも声を出さずに周囲へ助けを求めることができます。アメリカ、スペイン、ブラジル、スペイン、ドイツなどの国で少しずつ認知が進んでいるそう。

「助けて!」DV被害を無言で知らせる手指サイン。加害者がそばにいても使えると話題
(画像=『女子SPA!』より引用)

ヘルプサインの内容はとてもシンプル。

1.手のひらを相手(カメラ)に向け、親指を内側に折り曲げる 2.残り4本の指も曲げ、握りこぶしを作る

 この2ステップです。

デモンストレーションのために制作された動画は、知人にテレビ電話でバナナブレッドのレシピを聞くふりをしながらヘルプサインを送る内容となっています。

 途中、パートナーとみられる男性が通話内容を監視するように後ろを通る様子には緊迫感があり、視聴した人からは「胸がつぶれそう」「泣いてしまう」などのコメントが書き込まれています。